本当なら今は静岡競輪場で日本選手権競輪が開催されている時ですね、、


残念ながらコロナウイルス感染拡大防止の観点から開催中止となった日本選手権の過去の思い出を書きたいと思います。



私は2011年から10回ダービーに出場していて

7回決勝に進出している相性の良い大会です🎵

その中で断トツで最高の開催だった回があります!


それは2014年の名古屋開催。


この開催ではSS 11問題でトップ選手の多くがこの日本選手権を最後にG1の出場が長期間なくなる処分が下された直後の開催という事もあり現場は異様な雰囲気に包まれていました。


勝ち進んで迎えた決勝戦の会場は更に熱気が増していて、選手紹介から人間の声とは思えない「音」が耳に届いていました。

普段の開催では大きな声援は「頑張れ!」「何やってんだ!」と「言葉」として耳に届きますがこの時は「ザーー」と全ての音が混ざって単語を聞き取る事が出来ない位の音で会場が満たされていて、全身に武者震いが走った事を覚えています!

レースは私の力が及ばず3着で優勝を逃す結果となりましたが、地元であの声援の中、全ての力で捲っての3着でしたし、「村上義弘」「武田豊樹」この2人と一緒に表彰台に乗る事が出来て私の競輪人生の中でもトップクラスに満足するレースでした。


そしてこの表彰式の前に優勝者の村上さんは先に式典に向かい控え室で武田さんと2人で待機している時、そこは取材禁止エリアだったのですが私達の表情を撮りに係員の制止を振り切って映像に収めようとするカメラマンの山口さんのプロ根性にも感動しましたが、その制止する係員の方に「もう良いじゃないですか、、」と声をかける武田さんの心遣いにもとても感動しました。


この開催では様々な人間の「思い」を感じ考えさせられたとても素晴らしい大会でした。




最後にこの開催直前に何を思ったのか突然中途半端な坊主にして一生残る思い出の表彰台写真に写ってしまって猛烈に後悔している私の「思い」を付け加えておきます。



おしまい。