SPRINT


今回は私が専念しているスプリントについて少し話したいと思います。


自転車競技トラックの短距離種目にはスプリントの他にケイリン、チームスプリントが有ります。


先日、私のTwitterへのコメントで何故スプリンターの深谷がチームスプリントの3走なんですか?というコメントが有りました、これを読んだ時に、確かにそう思うか!と思ったのでこれについて説明します。


ちなみにチームスプリントとは陸上で言う4×100mリレーみたいな競技なんですが陸上と違ってリレーのチームは全員一緒に隊列を組んで走り、1人ずつ離脱していくので1250m走路3周で行うチームスプリントでは3走の選手は750m走りきる事になるので持久力が重要になってきます。


自転車競技を走った事のある人なら当然のように考えてしまっていても知らない人の方が多いですしこの様な普段の会話や何気ないTweetに自転車競技の解説をするヒントが隠れているんですね♪



私が走っているスプリント、名前からもスプリント力、ダッシュ力が求められる競技ですがそれ以外に持久力や回復力も重要な競技なんです。


まずはW杯のスケジュールでケイリンとスプリントの違いを説明すると、ケイリンは予選、敗者復活戦、準決勝、決勝の最大4回のレースで争うのに対してスプリントは予選、1/16決勝、1/8決勝、1/4決勝1本目、2本目、3本目、準決勝1本目、2本目、3本目、決勝1本目、2本目、3本目と最大12回レースをする事になりますし、レースの間隔が短い時で10分間隔で行われます、、日本の競輪で考えてください、112レース全てに同じ選手が出走するという事です、これだけでスプリントのダッシュ力以外の重用性を分かってもらえると思います。


私の場合ですが猛烈な眠気と酸欠で頭痛が出だすのが1/4決勝辺り、身体の痛みで限界を感じ出すのが1/2決勝辺り、決勝では訳が分からなくなっていますww

それでもキツイ表情は絶対に表には出しません、対戦相手に勝てるという希望を与えてしまいますし、自らキツイ事を再認識してしまってパフォーマンスが落ちるからです。


11本のレースのゴールした瞬間から次のレースへの準備が必要で、私はゴールの半周後から大きく深呼吸を意識的に繰り返して自転車を降りるまでに靴の紐を緩め血流を回服させていて、降りた瞬間にはユニフォームのチャックを開けてもらいヘルメットを脱いでそのままロードバイクでクールダウンに向かい次のレースに備えます。

これの繰り返しです。


大体レースの終わった日は全身の痛みと疲れが強すぎて寝れずに夜を過ごします。


今回は簡単にスプリントのダッシュ力以外の重要性について簡単に書いてみました、また気になるコメントがあったら書いていこうと思います♪


おしまい。


写真提供.   https://morecadence.jp