2016年4月14日に発生した熊本地震で甚大な被害を受けた熊本競輪場に同年12月3日に行った復興支援イベント以来、実に2年10ヶ月振りに行ってきた。
久しぶりに訪れた熊本競輪場は約3年前とほぼ変わらないままの姿で残っていた、しいて言うなら草が伸びた事と走路のヒビ割れが少し埋められていた位か、、建物の殆どは震災直後のそれと何も変化が無いまま残されていた。
副支部長の田川さんの話を聞きながら建物を案内してもらった、、震災以降手付かずの建物は雨風が侵入し酷い時は選手の道場まで浸水してしまうそうで選手が当番制で排水処理をしているとの事、
更に走路のヒビ割れは選手達の手作業で修復されて少し改善されてはいるものの、とても自転車競技が出来る環境ではなく選手はそれを避けながら練習をしている現状。
予定では来年1月に解体工事が始まり完成に約2年を要するらしく田川さんは、選手そしてアマチュアの練習場所がなくなる事を心配していた、そして2016年以降にデビューした選手は1度も地元で走った事がなく地域性のある競技の醍醐味でもある地元での声援を受けた事がない選手がいる事も気に掛けていた。
その後イベントのMCを務めてくださる中山さんと打ち合わせをしながら競輪場だけでは無い「被災地 熊本」の現状を聞いた。
それは未だに家に帰れていない被災者が2万人以上居る事、そしてその中でも更に復興格差が生まれている現状などだった、この時に競輪場だけでは無い「熊本の復興」を強く意識する事になった。
今回私がやれた事は現地に行って実際に競輪場を失っている選手の声と生の競輪を失っているファンの声を聞く事だけだった、しかしこれは実際に足を運ばないと分からない事、被災した選手から周りには頼みにくいと言う現実を知り今後の支援活動に繋げたいと思った。
今回の訪問で自分なりに、やりたい事や方向性が見えてきたので、これをしっかり今後の課題として持って帰って周りの協力を仰ぎたいと思う。
どんな事でもいいので協賛してくれる企業さんや個人の方が居たら私に声をかけてください!今後も熊本競輪場に生のレースが帰ってくるまで継続して支援をしていきます。
今回はしっかり真面目に書いてみました、、
おしまい。