何か最近暑かったり寒かったりして風邪を引いている方が目立ちます。
寝る時にはお腹を出さないで毛布を掛けて寝て下さいwww
さて最近スピネルの加熱についてチョロット書いてますが、
ベルワラで拡散のコバルトが出回っています。
更にはタンザニアかスリランカ産のグレーがかかった石を
ベトナム産のブルースピネルに模して拡散処理します。
ミャンマーではホットピンクスピネルを加熱してホットレッドにしたり、
コーティングやフェイクも多いようです。
ご購入時には十分注意して下さい。
又、私も仕入れの際には十分注意し信頼のあるセラーからの取引を心がけます。
そこで今回スピネルの加熱実験をしてみました。
さすがにレッドスピネルを焼くには度胸が要りますので
販売できないものwww
パープルスピネルを実験台にしてみました。
まずは焼く前の天然非加熱の姿です。
そして顕微鏡検査の写真
これを低温で焼いてみると
焼いた直後です。
少しパープルが強くなり透明度も出た感じです。
しかし徐冷するにしたがって元の色に近い感じに戻りました。
こいつを更に焼きます。
真っ赤になるまで~!www
焼きました。
徐冷した状態がコチラ
焼きましたので表面が汚いですwww
更に顕微鏡検査でどのように変わったのか
加熱前の写真上の結晶物が溶けてなくなっています。
更に中央内包物の右側にムカデの足のような毛?のようなものが長くなっています。
加熱により結晶物が溶ける事は分かりますが完全になくなりました。
ムカデの足?のようなものが長くなったのはどうしてか?
私にも分かりませんが今後のサンプルとして
大変参考になりました。
焼いて表面が汚れたので、これをポリッシュし
元の艶、照りのある状態にしました。
結果、色味は変わったのか?
見た目、そんなには変わりません、若干色が薄くなり透明度が増したように見えますが、
焼いた事でクラックも入り結論は焼かないほうが良かったイメージでしょうか。
高温での実験(1800℃)は出来なかったですがスピネル自体
あまり焼く石ではないのかなと思いました。