SW(シルバーウィーク)は皆さん楽しくお過ごしだったでしょうか。
我が家のSWは…
南の島でのんびり過ごしましたとさ…
ダンナだけ。
…。
……。
………。
はぁ………。
溜息しか出て来ない。
(いや、愚痴も出て来るか。)
元々、SWはダンナの実家に行く予定だった。
これでさえ、ダンナの親孝行のお手伝いではないか。
なのに、
なのに、アイツときたらブツブツブツブツブツ…
義両親は、来れないことを残念がりはするが
文句は絶対に言わない(と思う。)
が、バックには、
恐ろしい「ルミちゃん」という
義母妹が控えている。
このルミちゃん、以前も書いたが
とんでもなく、実のお姑さん以上に鬼姑ぶりを発揮してくる。
来ないとわかれば、3年位嫌味を言われるだろう。
そんなのは耐えられないので、
わたくしは「ありのまま」を話した。
事実を知った義両親は、もちろん息子に激怒。
(後日、何故か事実を知ってしまった、実家の親も珍しく激怒。)
まあ、当たり前だ。
我が家には幼い子ども達がいるのだから。
とりあえず、わたくし達母子がかわいそうでたまらないので、
SW中はそちらに行くわ!!
と言われたが、
いやいやいやいやいやいや、
そ、それは申し訳ない(←困るので)ので
今回は見送りましょう、
新幹線も混雑するし、
お義母さまの身体に障るといけませんので………(←わたくしも疲れるし)
と必死に阻止したのだが。
「あら、そぉ?なら、仕方ないけど。」
義母も歳を重ね、身体もしんどくなってきたのだろう。
あまり無理はしなくなったし、言わなくなった。
と、ここまではダンナだけが本当に悪者だ。
周りに同情され、優しくされ調子に乗ったわたくしは
ついつい、もっと悲劇のヒロインになりたくなってしまった。
特に当の本人、ダンナに対して。
翌日、わたくしは子ども達を連れ
近くのショッピングモールに出掛けた。
そこの催事場で、メンズブランドのセールをやっているのを見つけ、思い付いた。
わたくしは「70%off」と書かれた出来るだけ高そうに見えるジャケットを手に取り、
それを即お買い上げした。
1万円の70%offだ。
しゃんじぇんえん。
まあ、良い買い物ではないか。
わたくしは家に帰り、そのジャケットを値札を付けたまま袋に入れ、ダンナの書斎に普段絶対に書かない手紙と一緒に置いておいた。
手紙の内容はこうだ。
いつも仕事お疲れ様。
私達を置いて旅行と聞いた時は、正直腹が立ったけれど、いつも遅くまで頑張っているから、たまにはご褒美だよね。
あっちは暑いくらいだけど、機内や空港は肌寒いから羽織れるの買って置いたよ。
良かったら着てみてね。
それでは、先に寝ます。
ぶっ(´゚艸゚)∴
我ながら、健気だぜ!!
次の朝、6時に出発するダンナに合わせて5時半に起きた。
「寝てれば良いのに」
「もう起きようと思ってたから。」
(また寝るけどな!)
「お前達はどこかへ出掛けるのか?」
「いや、今月はユリの歯列矯正の費用やシューのランドセルやら買って、結構使い過ぎたからね…大人しくしとこうかな。」
「お金、ないのか?」
「ないって言うか、出費が多かったから仕方ないよね…」
はい、もうこれはあれだ。
かわいそ過ぎるだろ。
ダンナは同情と、本当にすまないという顔だった。
わたくしの復讐は終わった。
と思っていた。
が、ダンナは出掛ける時
あまりにもかわいそうなわたくし達のために
玄関にいくらかお金を置いて行った……
こんなことされたら、、、
なんか、罪悪感(T▽T)
新手の詐欺みたいになってしまった。
が、もちろん
ありがたく使わせていただきましたよ!
そして―――
その時はやって来た!!
ヤツが姿を現した。
「ぎゃあああああー!!」
「出ぇ~たぁ~!!」
「○△■※¥☆◎~!!!!」
あまりのキモさに、キミちゃんと発狂しながらスプレーを振りかけまくったのは覚えている。
ヤツはもう動かない。
よ、よっしゃあ!
仕留めた!
人生で初めてヤツを退治した。
やったー!やったよ!
わたくし頑張ったよ!
「あー良かった!これでスッキリ、もう大丈夫だね♪」
かなりのドヤ顔でようこに言った。
だが、ようこは喜ぶどころか
かなりムッとしながらわたくし達に
「このままにして行く気?」
それはまるで
「家に帰るまでが遠足です」
「片付けまでが料理です」
のように
「後始末までが、ゴ○退治です」
と言っているかのようだった…
本当にうっせぇ女だな。
と思っただけで言わなかったが
またキミちゃんとふたりで発狂しながら
何とか袋に入れ(5重)無事に終了した。
キミちゃんが
「ようこちゃん、これゴミ箱に捨てる?」
と聞くと
「うちで捨てろってこと?」
はあ?
もうこの女、何を言っているんだか。
あんまり調子こいてると、◎△×※□!!
もちろん言えるわけもなく
キミちゃんはその袋をお持ち帰りすることになってしまった。
いらんわ、そんなテイクアウト。
ようこよ、お前さんとはもうこれっきりだ―――
そう思った出来事であった。
おしまい。
その時はやって来た!!
ヤツが姿を現した。
「ぎゃあああああー!!」
「出ぇ~たぁ~!!」
「○△■※¥☆◎~!!!!」
あまりのキモさに、キミちゃんと発狂しながらスプレーを振りかけまくったのは覚えている。
ヤツはもう動かない。
よ、よっしゃあ!
仕留めた!
人生で初めてヤツを退治した。
やったー!やったよ!
わたくし頑張ったよ!
「あー良かった!これでスッキリ、もう大丈夫だね♪」
かなりのドヤ顔でようこに言った。
だが、ようこは喜ぶどころか
かなりムッとしながらわたくし達に
「このままにして行く気?」
それはまるで
「家に帰るまでが遠足です」
「片付けまでが料理です」
のように
「後始末までが、ゴ○退治です」
と言っているかのようだった…
本当にうっせぇ女だな。
と思っただけで言わなかったが
またキミちゃんとふたりで発狂しながら
何とか袋に入れ(5重)無事に終了した。
キミちゃんが
「ようこちゃん、これゴミ箱に捨てる?」
と聞くと
「うちで捨てろってこと?」
はあ?
もうこの女、何を言っているんだか。
あんまり調子こいてると、◎△×※□!!
もちろん言えるわけもなく
キミちゃんはその袋をお持ち帰りすることになってしまった。
いらんわ、そんなテイクアウト。
ようこよ、お前さんとはもうこれっきりだ―――
そう思った出来事であった。
おしまい。
ようこのママ友でごった返す部屋。
みな、思い思いの道具を持ち寄ったものの
誰一人として怖くてヤツを退治出来ないと言う。
けっ。役立たずめっ。
(わたくしもな!)
「こんなに来てくれてるし、私は帰るわ~」
「主人がひとりで子ども達見てるから~」
「そうね、ともぞーさんもいるし大丈夫よね!」
と、それぞれ理由をつけて帰ってしまった。
「ともぞーさんもいるし」
これは、決してわたくしがしっかり者の頼れる、みなが信頼をおける、と言う意味ではない。
ここは築5年ほどのマンションで、
新婚さんや、小さいお子ちゃまがいる
ファミリーが多い。
したがって、年齢層も20代~30代前半が多くなる。
そう。
わたくしはただ年長者なだけ。
おばさんに任せといたらええ、
ただ、それだけ…。
だが、頼られてる(だから違うのに)と思い込んだわたくしは
カッコ悪いので退散出来るわけもなく
もうひとり残っていたキミちゃんとヤツを捜索し始めた。
だが、ヤツは簡単になどみつからない。
捜索し始めてから40分くらいたった頃
「もういないみたいだし、子ども達放置だから、帰るねー」
と言ったら、
ひどいだの、見捨てるのかだの、また出てきたらどうするのかだの、ブツブツ…
うっせぇ女だな。
まあ、思っただけで言わなかったが。
そう言えば、ヤツは暗い方が出て来るな。
人の気配もダメだ。
わたくし達は電気を消し、息をひそめて待った。
つづく
みな、思い思いの道具を持ち寄ったものの
誰一人として怖くてヤツを退治出来ないと言う。
けっ。役立たずめっ。
(わたくしもな!)
「こんなに来てくれてるし、私は帰るわ~」
「主人がひとりで子ども達見てるから~」
「そうね、ともぞーさんもいるし大丈夫よね!」
と、それぞれ理由をつけて帰ってしまった。
「ともぞーさんもいるし」
これは、決してわたくしがしっかり者の頼れる、みなが信頼をおける、と言う意味ではない。
ここは築5年ほどのマンションで、
新婚さんや、小さいお子ちゃまがいる
ファミリーが多い。
したがって、年齢層も20代~30代前半が多くなる。
そう。
わたくしはただ年長者なだけ。
おばさんに任せといたらええ、
ただ、それだけ…。
だが、頼られてる(だから違うのに)と思い込んだわたくしは
カッコ悪いので退散出来るわけもなく
もうひとり残っていたキミちゃんとヤツを捜索し始めた。
だが、ヤツは簡単になどみつからない。
捜索し始めてから40分くらいたった頃
「もういないみたいだし、子ども達放置だから、帰るねー」
と言ったら、
ひどいだの、見捨てるのかだの、また出てきたらどうするのかだの、ブツブツ…
うっせぇ女だな。
まあ、思っただけで言わなかったが。
そう言えば、ヤツは暗い方が出て来るな。
人の気配もダメだ。
わたくし達は電気を消し、息をひそめて待った。
つづく
「断る。」

自分の心の中では
ゴルゴ13ばりにお断りしていたのだが
現実はそう上手くは行かなかった。
わたくし「わたし、ゴ○ブリ苦手でさ!
やっつけた事ないのよね~。
だからごめん、無理だわ~!」
ようこ「え~!!そんなー!!くすん。
うちの子達もすっかり怯えてしまって
○○くん(下の子)も泣いて大変なんで
す!くすん。パパは夜中じゃないと帰
らないし…うっ、くすん。(><)」
な、泣いているよ…( ̄▽ ̄;)
「んじゃあ、多分(仕留めるのは)無理だけど、とりあえず行くから待ってて。」
と、一旦電話を切った。
「行く」と言ってしまった自分に
腹が立って、腹が立って仕方なかったが
とりあえず、玄関にちょうどよくあった
「棒」と、(ちょうど良すぎ?)
常備している「ゴ○ジェット(瞬殺)」を
手に取り、ようこ宅へ向かった。
インターフォンを押すと、ようこは
「ともぞーさんっ、本当にありがとう!!」
まるで、命の恩人です(´。✪ω✪。`)と
言っているかのように、
オーバーリアクション気味に、わたくしを中へ迎え入れた。
が、
そこにはマンション中のようこのママ友が
集められていた…。
…それぞれ手には「氷結ジ○ット」や
「キン○ョール」などを持って。
キン○ョールは蝿と蚊だろ!!
とツッこみたかったが、
今はその時ではないと判断し
やめておいたが…
明日は土曜日だか、珍しく仕事なので…
つづく。

自分の心の中では
ゴルゴ13ばりにお断りしていたのだが
現実はそう上手くは行かなかった。
わたくし「わたし、ゴ○ブリ苦手でさ!
やっつけた事ないのよね~。
だからごめん、無理だわ~!」
ようこ「え~!!そんなー!!くすん。
うちの子達もすっかり怯えてしまって
○○くん(下の子)も泣いて大変なんで
す!くすん。パパは夜中じゃないと帰
らないし…うっ、くすん。(><)」
な、泣いているよ…( ̄▽ ̄;)
「んじゃあ、多分(仕留めるのは)無理だけど、とりあえず行くから待ってて。」
と、一旦電話を切った。
「行く」と言ってしまった自分に
腹が立って、腹が立って仕方なかったが
とりあえず、玄関にちょうどよくあった
「棒」と、(ちょうど良すぎ?)
常備している「ゴ○ジェット(瞬殺)」を
手に取り、ようこ宅へ向かった。
インターフォンを押すと、ようこは
「ともぞーさんっ、本当にありがとう!!」
まるで、命の恩人です(´。✪ω✪。`)と
言っているかのように、
オーバーリアクション気味に、わたくしを中へ迎え入れた。
が、
そこにはマンション中のようこのママ友が
集められていた…。
…それぞれ手には「氷結ジ○ット」や
「キン○ョール」などを持って。
キン○ョールは蝿と蚊だろ!!
とツッこみたかったが、
今はその時ではないと判断し
やめておいたが…
明日は土曜日だか、珍しく仕事なので…
つづく。
子ども達に晩ご飯を食べさせている時に
その電話は鳴った。
「ともぞーさんっ!大変なの!!」
…またか。
今日は一体何事だい?
「今、ゴ○ブリが出たの!!助けて!!」
…は?
…はい???
ゴ○ブリだって?
わたくしがこの世で嫌いなベスト3に入る
にっくきアイツだって?
そんなもん、行くわけ無いだろ。
正直な所、わたくしはヤツを仕留めたことがない。
仕留めようとした事も、
仕留めようと思った事もない。
最近では一度、前に住んでいたマンションに
出現したのだが
旦那が帰る午前3時まで
寝ずにヤツの監視をし
旦那が仕留める午前8時まで一睡もせず
ヤツの最期の一部始終を見届けたくらいだ。
その時から引越しを心に誓った。
まだ築5年であったが。
それでもヤツが出現した事が許せなかった。
そのくらい、わたくしはヤツを嫌いなのだ。
それなのに?
どうしろと?
言うのだ!!
ちょっとお風呂に入るので…
つづく。
その電話は鳴った。
「ともぞーさんっ!大変なの!!」
…またか。
今日は一体何事だい?
「今、ゴ○ブリが出たの!!助けて!!」
…は?
…はい???
ゴ○ブリだって?
わたくしがこの世で嫌いなベスト3に入る
にっくきアイツだって?
そんなもん、行くわけ無いだろ。
正直な所、わたくしはヤツを仕留めたことがない。
仕留めようとした事も、
仕留めようと思った事もない。
最近では一度、前に住んでいたマンションに
出現したのだが
旦那が帰る午前3時まで
寝ずにヤツの監視をし
旦那が仕留める午前8時まで一睡もせず
ヤツの最期の一部始終を見届けたくらいだ。
その時から引越しを心に誓った。
まだ築5年であったが。
それでもヤツが出現した事が許せなかった。
そのくらい、わたくしはヤツを嫌いなのだ。
それなのに?
どうしろと?
言うのだ!!
ちょっとお風呂に入るので…
つづく。
