大洲市の続きです。

ご紹介するのは大洲城です。

 

大洲城

訪問年月日:2014年8月21日・2022年4月11日

所在地:愛媛県大洲市大洲903(大洲城)・848−1(お殿様公園)

私のアクセス方法:R56→市道

棟数:重要文化財建造物4棟

 

 

肱川のほとりの地蔵ヶ岳に築かれた平山城です。日本100名城に選定されています。

鎌倉時代に宇都宮氏によって築城され、江戸時代初期に愛媛の有名な城のほとんどに関わっている藤堂高虎が改修し、今の城郭となったようです。

天守は内部にエレベーターこそありますが、資料に基づいて忠実に木造復元されたものになります。本丸の台所櫓、高欄櫓、城の山の麓肱川の堤防にある苧綿櫓、少し離れたお殿様公園にある三の丸南隅櫓の合計4棟が国の重要文化財に指定されています。

 

 

重要文化財建造物 4棟

①台所櫓

築年数:163年(1859年 江戸時代)

 

天守の東にある二重の櫓です。(写真の右の建物)

名前の通り台所としての機能が備わっているそうです。

 

 

 

②高欄櫓

築年数:161年(1861年 江戸時代)

 

天守の南にある二重の櫓です。(写真の左側の建物)

2階の手すりのようなものを高欄といい櫓の名前になっています。この南面ですが、屋根の入母屋と軒唐破風、そして高欄となかなか充実しております。

 

 

 

③苧綿櫓

築年数:179年(1843年 江戸時代)

 

二の丸の東隅、肱川の堤防上に建つ櫓です。繊維を貯蔵していたと考えられています。窓付きの石落としがついています。

本丸から少し離れていますので見落とし注意です。

 

 

 

④三の丸南隅櫓

築年数:256年(1766年 江戸時代)

 

大洲城の城山公園から少し離れたお殿様公園というところに建っています。大洲城の現存建造物の中では最も古いものになります。

 

 

 

 

木造復元の天守です。層塔型に分類されます。

 

 

肱川の対岸から。高いビル等が写り込まないのは四国の良いところですね。

 

 

場所が離れている建物があるのでご注意ください。

南予へ行かれた際はぜひ。

 

 

大洲市はあと2回続きます。

大洲が終わると愛媛編もいよいよラストスパートに入ります。