性同一性障害だって話すると
「辛かった?」って聞かれる事が多い。
正直、イマがあまりツラくないので
昔の事はケロっと忘れちゃってるんだけど
思い出してみるとイロイロあったりする。

声が低くなるのがイヤで
あまり喉を使わないように喋らないようにしたり、
周りの男の子にあわせて「オレ」って言ってみたり
背が伸びるのがイヤだから
きっと足が大きくならなけりゃ
伸びないだろうって思って
ずっと小さい靴履いてたけど
気にするほど背も足も大きくならなかったり(笑)
そういえば、トイレで連れションするのがイヤでww
人が少ないトイレ探したり
なるべく学校で行かないようにしたり

こうやってみると
けっこう涙ぐましい努力してるじゃないか(笑)
きっとイマもずいぶんと長くトイレを我慢出来るのは
この頃の努力の賜物に違いないね、ウンウンww

でも、ほんとにツラくなったのは
就職してからだなぁ
ウチの業界って妙に体育会系のオトコ社会が
色濃~く残ってて
「男らしさ」とか「裸の付き合い」とか
異常なほどに大切にしたがる。
風呂に一緒に行きたがったり
飲みの席では脱ぐのを強要したり
あげくの果てに風俗に一緒に行こうと言い出す。
男社会の仲間意識の作り方って理解出来ねぇ

出来ない事が多かったけど
まったくしないワケにもいかなかった
でも、けっきょく男の仲間には入れなかったね
イマの「ボク」というキャラを確立するまでは
本当にキツい日が多かった。
強要される自分、本来の自分、願望上の自分
この3つの乖離がヒドすぎた。
まるで折り合い付きそうにないんだもん。
この病気、自殺率が高いってのもホントによく分かる。
解決するには人生リセットするしかない。
そうとしか考えられない時期もある。
その頃は近くに友達もいなかったしね。

いまは随分と楽になったなぁ
何でも話せる友達も出来たし♪
私生活でオトコに見られる事なんてほぼないし♪♪
オトコ→オンナへの変化を十分楽しんだ気がする。
仕上げがまだだけどww



ちょっと重過ぎた??(笑)
でも、こうやって振り返ってみると
やっぱ「ツラかった」んだね。