普段なら、何て事ないんですよ。

お互いに笑って済ませられる事。

それなのに、私
 
今回の抗癌剤治療で
 
自分で思っていたより、メンタルヤラレていたみたいなんです。

何て事ない、娘ちゃんの態度に
ささくれ立った私の心が過敏に反応してしまって

ムッカー!
( :゚皿゚)
と、なってしまい

副作用が抜けていないんだから、無理しちゃ駄目…というか

無理出来ない体力なのに
 
一緒にアパートに居たくなくて

バッグひっ掴んで、部屋を飛び出してしまいました。

同棲中の彼氏と喧嘩した彼女かっつーのアセアセ(笑)

これが衝動的な行動。

どこへ行くでもなく、ふらふら歩いて

ふと空を見上げたら、半月が綺麗で



あ~、スマホカメラだと満月みたいになっちゃいますねぇ。

この月を見ながら、歩いて 歩いて

自宅から3㎞程先にあるカフェまで歩いて、ヘロッヘロに疲れてしまって

そのカフェで1時間半くらい休んでおりました。

その間に娘ちゃんから「今どこ?」とLINEが来ておりましたが

スマホはバッグにしまいっぱなしで未読でした。

やっと心のささくれも、疲労も落ち着いてきた頃

スマホに通話の着信。

「おかーさん…」

「……もうすぐ帰る」

「…うん」

と、こんな会話をして

帰りも歩くのはさすがに無理だったので、仕方なくタクシーに乗って帰宅。

2時間程のプチ家出でした。

駄目ですねぇ、メンタルが落ちてると。

あのまま同じ部屋に居たら、確実に私

娘ちゃんに絶対に言ってはいけない一言を言ってしまっていたように思います。

あんた、それじゃパパと
一緒じゃん!
( ;`Д´)

と。

これだけは、何があっても絶対禁句なのを分かっていて、それでも口にしていたかもしれない。
 
それが怖くて、初めての夜のプチ家出。

結果的には、ちょっと離れて頭冷やして

落ち着いてから帰ったのは正解だと思うんですけど

私のそういう心の動きを知らない娘ちゃんからしてみれば

お母さん体力無いのに、家を出ていってしまうくらい怒らせてしまった、と

ただ罪悪感を持たせちゃったような気がしてならない…

まったく

病気というのは、厄介です。

身体も大変だけど、気持ちの保ち方も難しい。

「病気だから」で甘えたくないのも

「病気だから」で察して欲しいのも

どちらも本音だから始末に悪い
(((^_^;)
 
感謝してるのも本当なんですけどね。

あの一瞬

感謝よりもイライラに負けました。

メラノーマ罹患から丸9年。

まだまだ精神修行が足りません。