日常の風景(国語をメインに) | 日々は進む -自閉症を持つわが子と育つー

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子どもが高機能自閉症(自閉スペクトラム症)と発達性協調運動障害と診断されました。
小さいころからおかしいな?と思いつつ、一人っ子だし揉まれていけばそれなりになっていくだろうと思ってはいましたが、そういうものではないようです。

※過去を振り返りながら書いています。これは、2019年時点です。

 

学校に通わずホームスクーリング生活を始めて数か月。

1年生の勉強はほぼ終わり、2年生の分に突入します。

 

といっても、先の学年の教科書を学校からいただけるわけではないので

市販のドリルを購入して見開き1ページを毎日やっていく様にしました。

 

購入したのは論理エンジンの国語と、算数は…くもんだったかだと

記憶しています(高度な問題を解いていくという選択肢もありましたが、

間違いがあるとキレるゴネるがあるため、学習そのものを嫌いになられるよりは、と基礎的な部分を固めるほうを優先しました)。

どのテキストをやろうか、となった時には子どもも一緒に本屋へ行って、

中身を見てから選びました。

 

書くのが好きではないわが子は、国語の「書き出しなさい」系の問題

についてはヘソを曲げます。

そこで、本文の該当部分を丸で囲って解答欄につなぐというやり方で

やっていました(笑)。

 

学校でこれをやったら「ちゃんとやりなさい!」って叱られてしまう

かもしれんね。

 

でも、大事なのは書けることではなく、テキストで問うている問題を理解してそれに対する応答ができているかだと捉えて、それでも大きく花丸に。

 

「ちゃんとやりなさい!」のちゃんとって何なんでしょうね?

 

算数については似たような問題がとにかく多いので、半数ほどに減らしました。

繰り返しの問題で嫌毛が差してしまう子どもなので、これも機械的な反復よりもその問題を理解できているかを主眼に。

 

家でやったドリルの中身は担任にお見せするのですが、通知票や成績その他で評価をされることは一切ありませんでした(笑)。

 

勉強が終わればわが子はマイクラへ没入していきます。Switch版からJava版へ移行したものの、古いノートパソコンでマイクラ。

Modといった外部プログラムをほとんど入れられないものの、ちょこっとずつコマンドなんかに手を出しつつ、ふと気づけばパソコンを手にしてから2か月ほどでキーボードでのローマ字入力ができるようになっていました。

 

学校の勉強用のドリル2冊を買う時に、一緒にマイクラのコマンドに関する本も買ってたりするのは内緒です。

 

「あいうえお」を「aiueo」、「かきくけこ」を「kakikukeko」と打つのだと教え、後はこの文字はこのローマ字を入力すればかけると手作りで一覧表を作って渡して、あとは放置です(下手に教えようとすると反発するのでえーん)。

 

子どもはすごい。本当に興味のあることに関する吸収力や上達スピードはとんでもないことになっています。

 

そんな日々を過ごしながら、親はというと、相変わらず障害受容について調べていたり、学校に行けてないことのモヤモヤを抱えていたり、不登校になるまでの学校でのあれやこれやや、診断を受けた際に医師に言われたことなどをWordに書き出して、来たる校長らとの面談日に備えて準備をしていったりしています。