不登校の子どもの日々の過ごし方 | 日々は進む -自閉症を持つわが子と育つー

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子どもが高機能自閉症(自閉スペクトラム症)と発達性協調運動障害と診断されました。
小さいころからおかしいな?と思いつつ、一人っ子だし揉まれていけばそれなりになっていくだろうと思ってはいましたが、そういうものではないようです。

※過去を振り返りながら書いています。これは2018年時点です。

 

今回は、不登校の子どもってどんなふうに日々を過ごしてるの?

学校の間何してるの?

という方に向けてですかね?

わが子が不登校になった当時、フリースクール利用率は5%未満

大体は家で過ごす子が多かったように思います。

ご多聞にもれず、我が家もホームスクーリングを行うことに。

(といっても学校でやってることを横目に見ながらではないです)

 

あくまでウチの場合です。一日の大まかなスケジュール

ほぼこんな感じの平坦な過ごし方をしていました。

ちなみに、小1~一人で出かけ始める小5半ばまでの間は

この形がメインでした。

外出に関しては、近所のドラストにさえ一人で行かない子だった

ので、どこに行くにも私がついていきました。

 

わが子はとにかくインドア派なので、かなり強固に促さないと

一日中家にいます。…まるで根っこが生えたように

 

外に出るのが怖いというのがゼロではありませんが、

家の中でなければマイクラができないじゃないか

というスタンスです。

 

太陽の光を浴びないのはとてもよろしくありません。

半ば強制的にお散歩に連れ出します。一日30分程度。

電車を見に行ったり、近くの川に行ったり。

公園の砂場のフチを一緒にぐるぐる回ったり。

 

何ならパーッと出かけよう!と遠出(という名の電車旅)に

連れ出すこともありました。(お金かかったなあ💦)

 

ちなみに、小学校のそばを通ってみようというのもやってみましたが

「痒くなる」

と言われて即そのルートは辞めました(笑)。

 

勉強については、毎日1時間くらいしかやりません。

市販ドリルを見開き1ページ。加えるならそこに学校のドリル

1枚(漢字と計算)。

 

土日も長期休暇も構わず同じペースでやると、

あっという間に一学年分が終わってしまいます。

 

ホームスクーリングの良いところは、

  • 子どもの理解度に合わせてペースや学ぶところをいくらでも調節できること
  • 算数のデマナーに振り回されずに済むこと(ひっ算の線を定規で引けとかね)
  • 同じような問題を何問も解くのが苦手→これはと思う問題をある程度絞って解くこと。
  • 国語の書きだし問題などについては、文中の該当部分を丸で囲って解答欄とつないでもオッケーなこと
  • 漢字はドリルに載ってない読み方もバンバン書き込んでもOK。

なんだか学校の教え方批判みたいになっちゃってますね、すみません。

ただ、学校ではなぜか通らない「このやり方だと助かります」

が100%通るので、勉強するうえで必要のない強制を子どもに

しなくていいのは明らかです。

 

朝起きるのが9時前後、眠るのが11時くらいという

全体に遅めスケジュールの中で、好きなことをやっていいよ

という時間がほぼ半日以上あり、

わが子はマイクラのガイドブックを読んだり

マイクラをやったりで過ごしていました。

小2になるころにはローマ字入力でキーボードを扱っていたので、

デジタルネイティブはすごいな!しかなかったです。

 

勉強が終わってしまえば、あとは寝る時間まで好きなことをして

過ごします。

 

わが子の場合は、それがマイクラでした。

購入したガイドブックなどはほぼすべてボロボロにするほど読み込み

頭の中にマイクラの情報がどんどん蓄えられていきます。

 

不登校になる前の夏休みから始めていたマイクラではありますが、

一時期は何を話してもすべてマイクラの話になってしまうくらい

大好きなようで…。

 

スイッチ板から始めてJava版へ移行し、キーボードで操作をはじめ、

コマンドが打ちたくてキーボード入力を覚えるまであっという間でした。

好きなものの消化の速さは大人をはるかにしのぎますね。

 

この好きをほかのものへ広げていければできることは増える…!

とは思うのですが…。

ここに自閉スペクトラム症にある「限定的な興味」が加わるので、

どんどん掘り進めていってそのうち地球の向こう側に突き抜けちゃう

んじゃない?という感じでした。

 

それでも、日々は進みます。