前回までの私☆
放射線入院治療中に気になる事を
解消して前に進もうとしたら
コロナウイルスにより足踏み
世界中が大変な中で私にも悲報がっ
行ってみよー
放射線30回を受け退院した私は
嗄声の手術を受けたかったのですが
コロナウイルスの影響で
命に関わる手術以外は
今は紹介状が書けないと言われ
息子の入園までに声を治す事は
出来ませんでした
息子の入園式も7月に延期になったり
行事は全て無くなるなど
身近でもコロナの猛威を体感し
手術どころでは無いと
日を追うごとに実感していきました
疾病発覚から３年後の
2021/3月
コロナに振り回される毎日の中
息子が年中になるタイミングで
私は仕事を始めました
元々病気になる前から
息子が幼稚園に慣れたら働きたいと
思っていたのですが
小さい子供 自身の病気 障害のある声
雇う側からしたら
マイナスポイントが多すぎる
私自身も自分の状況で採用されることが難しい事や
迷惑を掛けてしまうかも知れないと
不安もありましたが
それでも社会の一員として少しでも働いて
役に立ちたい
持病や声に難はあるけど
薬でコントロール出来ていて体は動く
何より働くことで
自分の存在意義を家族以外の所で
求めていたのだと思います
もちろん今のままでも十分幸せ
大切な家族はもちろん
感謝しかない環境で生きてる
だけど
私はもっと社会に出たかった
わがままだけど小さな世界で生きてる事に
窮屈さを感じてました
女 妻 母 難病罹患者
いつのまにか沢山の肩書きがついた
そんな今の自分でも何も諦めたくないし
欲を言えばもっと欲しい
いいえ、取りに行きます
欲張りな私の決心は堅かった
もちろん採用までの道のりはとっても
長かったです
何社も面接を受けに行きましたが
『そこまでして働きたい？』
『何かあっても責任取れないので』
『・・・（無反応）』
と社会の厳しさを目の当たりにし
そうですよね
やっぱり迷惑だよね
私は働く事すら出来なくなったのか
と随分落ち込みました
それでも私は諦めませんでした
私にだって出来る事あるもん
御縁がなかっただけで絶対雇って良かったと
言ってもらえる所へ行く為のステップなんだと
ポジティブ発動
その後
今の会社に拾っていただけました
病気の事や声の事を受け入れて
採用していただけた事を
今でも感謝を忘れずに勤めさせて頂いています
本当にありがとうございます♡
働き始めて半年
2021/9下旬
呼吸器外科の定期検診日
いつも通り採血、造影剤ＣＴを済ませて
診察室へ行くと
主治医の最初の一言は
手術しようかでした
えっ？今なんて言った？
手術？？？なんで？
軽くパニックを起こしていると
主治医は説明を始めました
胸腺腫が再発してる
胸膜播種って言うんだけど
肺を包んでる膜があって
その内側のちょうど鎖骨の上辺り
大体大きさは2センチ位
今なら胸腔鏡で手術出来るから
早い方が良いと思う
薬って方法もあるけど
どっちがいい？
※再発当時、主治医が2020年５月に本院へ異動になったため
入院時担当医だったT先生へ引き継いでいてくれました
手術してから3年
まさかの再発に動揺とショックが
一気に襲って来ました
再発のがショックだと聞いてはいたけど
本当でした
１度ツライ思いをして治したからでしょうか？
治ったと思い込んでいたからでしょうか？
再発しやすい 再発する時はすると
言われていたはずなのに自分は大丈夫と
高を括っていた
何が原因なの？
食事？生活習慣？
働き始めたばかりなのに、何で今なの？
私は何事も１度考え込む癖があり
色々な想定を出さないと答えが出せない
面倒なタイプ
私の考えがまとまるまで
主治医は黙って待っていてくれました
手術するならいつ頃になりますか？
息子や家の事もそうですが
実は半年前から働いてまして
調整しなきゃならない事が色々・・・
手術したらどのくらいで退院で
色々復帰できますか？
前回の手術で
普通の生活に戻れるまで3ヶ月かかった私は
術後が不安で仕方なかった
手術は10月上旬辺りかな
今回は胸腔鏡で取るから
小さな傷3箇所位で出来るし
回復も前回に比べたら早いから
入院は１週間
仕事は術後２週間後からならOK
わかりました。手術受けます
胸腺腫
私は知らなすぎた
手術をして取れば治る
すぐに復職できる
この時私はそう信じて手術を決めました