『空間の通訳者』のたかはしです
暇つぶし散歩での1枚

LEICA APO-Summicron-M f2/35mm ASPH.
今回、気になったのは紫陽花です
初夏の木漏れ日を受け
青から紫へと移ろう花房が
瑞々しく揺れていました
丸く重なるガクは雨粒を待つように光を湛え
奥ではガクアジサイがレースのような
陰影を描いています
酸性度で色が変わるという性質から
人の手が加わらない自然のパレットを想像し
土と水と時間が紡ぐグラデーションの
妙に心を奪われました
道端で足を止め
しばし梅雨の訪れを先取りした
紫陽花散歩となりました