「電話で深大寺の方に行くと聞いて驚いて、言葉にならなかった」
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昨年の5月の一時帰国の時、
日本を発つ前日の
午前中に深大寺に行くことを
お友達に伝えていました。
そのお友達は20年以上前に
仕事先が一緒で
知り合いました。
同僚の時は他にも
仲の良い同僚もいたので、
それほど深いお付き合いは
していなかったのですが。。。
彼女が職場を離れてから
日本にまだ私がいた時は年賀状、
こちらにきてからは
クリスマスカードと手紙で
細く長く連絡が続いていました。
彼女はインターネットは
使わない人なので
メールでは連絡は取れないので、
頻繁に連絡を取っていたわけでは
ありませんでしたが。。。
あることがきっかけで
電話で時々話をしたり
イギリスに来てからは
一時帰国の時、会うことが
徐々に始まって。
今、精神科に入院中の兄が
数年前から状態が悪化したのと
タイミングを同じくするかのように。
彼女のこと、
彼女のご家族のこと等も
もっと深く知ることになります。
というのも彼女にも精神を病む
妹さんがいるからです。
兄の話をかなりするようになって
彼女も妹さんのことを色々と
話をしてくれるようになりました。
妹さんが中学ぐらいの時から
色々と問題を起こすようになったこと。
その度に家族が降り回されて、
大変な思いをしてきたこと。
妹さんが結婚したかと思えば、
ご主人は全く当てにならない人で、
何かあると彼女に連絡が入ること。
妹さんが精神科に入院した時も
救急車の手配等、
肝心の妹さんのご主人は
全く役に立たず、
全て彼女がやったそう。
昔から妹さんのことは好きになれず、
でも、その分、下手な情が入らず、
精神科のことにしても
妹さんのことを色々とやる上で
冷静に対処できるからいい。
そう言う彼女に
会う約束をするために
実家の福岡から電話をした時に
彼女の言った一言が効きました。
精神科で会った変わり果てた兄の姿に
ショックだったという話に
「病院側が一方的に悪いわけではなくて
お兄さんも難しいからというのもあるよね」
「うちも妹が暴力的だったり
反抗的だったりすると
本当に手に負えないもの」と。
ちょっとグサリときました。
でも、彼女が言っていること
確かにそうだとも。
お陰で、冷静さを失っていたことに
気が付きます。
それもきっかけとなって
「あなたのため」に潜むものを見極める
のような境地に今はなっています。
「深大寺に行く」のは
私にとっては巡礼のようなものでした。
また会えると信じていた
友人と一緒に行く約束をしていたのが
叶わなかったのを一人でやるために。
それを知らない友人は
「え?なぜ深大寺なの?」と
彼女の中に衝撃が走ったそう。
会った時に教えてくれたのですが、
妹さんが入院している病院が
まさに深大寺にあり、
面会のために訪れているのだそう。
妹さんがご主人と住む家が
そう遠くないために
深大寺の病院になったそうで、
関東圏でも東京ではない彼女が
通っていると聞いて私もびっくり。
彼女も普段海外で
実家も福岡の私の口からいきなり
「深大寺」という言葉が出てきたことに
仰天したそうで。
「朋ちゃんとは何でまた
ことごとくこんなに縁があるの?」と
思わずにはいられなかったと。
お昼の時間から会った友人と
深大寺ではなく、
新宿のとあるビルで
美味しいお蕎麦をいただきました。
彼女は「深大寺に行く時は病院に行くので、
後ゆっくりとするという気持ちになれないし、
深大寺蕎麦というだけに高いみたいだし、
深大寺では食べないの」と。
その気持ち、よく分かります。
最後までお読みくださいまして
ありがとうございました。