ブログに訪問してくださいまして
ありがとうございます。
諦めない先に俯瞰的な視点が生まれる 1
では最後に手短に紹介したお話を
その後、会った人に話をしたり、考える中で
再度、こちらで紹介し直したいと思っていました。
そのお話とは
今井紀明さん、朴基浩(パク・キホ)さんの
ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会のために、今できること
(講演を記事にまとめたもの)
「ほぼ日刊イトイ新聞」の
活きる場所のつくりかたというイベントの
講演で話されたもの(動画も観れます)。
* * * * * * * * * * * * * * * * *
詳しい内容はオリジナルの記事、
動画をぜひご覧ください。
下記が記事のもくじです。
第1回
1回落ちると二度と戻れない。
「なんだ、この予断を許さない社会は」
第2回
通信制高校を卒業するふたりにひとりが、
進路が決まらないまま卒業している。
第3回
あまりにも人と違いすぎて、
目立って、たたき潰されちゃった子とか。
第4回
「なんで若者の芽をつぶすんだろう
否定しないことに、価値がある。」
今井さん、朴さんは
APU(立命館アジア太平洋大学)で
衝撃の出会いをします。
二人とも10代に
大きな挫折を経験した後で
「社会を拒絶して」腐っていた頃。
「全部社会が悪い。
俺達、こんなところに
来たって意味ないし」という状態でも
受け入れてくれた大学がAPU。
強い個性、独自性を持っていた二人。
糸井さんが二人を称して
下から落ちちゃう「落ちこぼれ」じゃなくて
上から飛び出していっちゃう「吹きこぼれ」って
あると思うけど。。。と。
こんなエネルギー溢れる二人が
長期に渡って、ひきこもりになったり
ニートやフリーターを体験した過去。
「本当に運が良かったと思っていて」と。
たまたま落ちた時、命を自分で
絶とうとした時に止めてくれた人がいた。
たまたまバイトを紹介してくれた人がいた。
先生がひきこもっていた今井さんを
心配して、APUの願書を取り寄せてくれた等。
APUでの国際学生との出会いも大きく、
彼らの「国を背負ってきている姿」にも
自分達ができる何かをしようと。
そして浮かんだのが
「若者を元気にしたい、
支援したい」と。
その思いからスタートした活動が
NPO法人 DxP(dream x posibility)に。
①通信制高校と定時制高校向けの
キャリア教育事業
②大学・専門学校
中退予防事業
という二つを中心に活動。
「通信制高校の二人に一人は
自分の社会的所属を持たないまま
卒業してしまう」
つまり卒業後、進学も就職も
しないままという現状。
今井さん、朴さんのお二人の
経験に基づいて、提供される
緻密に組み立てられた
プログラム。
それを支えるのは以下
二つのアプローチ。
①社会関係資本
(人とのつながり)
②成功体験
今井さんは
「対人恐怖症」だった時期も長く、
「周りから否定された」とその時は
強く感じたそう。
朴さんのアメリカでの体験、
「否定しないことって
人の可能性伸びるんだなあ」と
それをずっと大事に思っていること。
彼ら二人のドラマチックな体験。
一回の失敗体験でも
そこから挫折して復活できないケースが
たくさんあることを知っている二人。
「自分でアルバイトできたり
先生が救ってくれたりだといいけど。。。
閉じこもっている子はなかなか動けない」と。
だからこそ、先生達と組んで
自分達のようなNPOが入って
仕組みを作る。
そうすることで彼らが変わっていく。
お二人が素晴らしいなあと思うのは
自分達は挫折から這い上がることが
出来ただけでは終わらないところ。
偶然のせいで人の命が奪われたり
ニートになるのは違うと思う
だから、仕組みを作りたい。
自分だけが良ければという考えは
全くなく、自己、自我を超えた思考。
「諦めない先に
俯瞰的な視点が生まれる」。
「できない」「制限」というもどかしさが
それらを払拭、変えるための
「何かをやりたい」へと
大きくシフト。
私にとってすごく参考、刺激となり、
見習いたいことです。
最後までお読みくださいまして
ありがとうございました。