昨日の公園はこんな感じ。雲の様子からも天気が変わりやすいのが分かると思います。
ハリケーンのため、突風がかなり吹き、少し雨も降って。でも太陽もかなり顔を出してくれました。
今日は天気は落ち着いていますが、朝はヒンヤリして、だんだん寒くなっていくのを感じました。
昨日の続きです。
やっとプレイエリアから甥っ子Eが離れてくれて、ホッとしたのも束の間、今度はバーベキューエリア(公園の中にバーベキューが出来る所があるのです)に行きたがり。
バーベキューに自分も参加したいと走り出そうとするのをまたなだめすかして、優しく誘導して。
ここからが勝負。なかなか歩いてくれない。
ラスティのリードを渡して、少しづつ騙し騙し歩いてもらい。
公園の外に出て、主人がラスティのリードを再度Eに渡すとわざとスルリと離して。
こういうのEってやるんですよね。わざと。。。
こうなるともうリードを渡すことも出来ず。
主人にラスティを任せて、Eをゆっくり抱えるように腕を回して、なだめすかしながら歩いて。
途中で、ぬかるみで(最近の雨でグラウンドにぬかるみがあり、その中をわざと歩いたので)泥だらけになった運動靴の外側をEが触り、泥を思いっきり指に擦り付けて。。。
この時点で何が起こるかをすぐ察知した私。
私の洋服に擦り付けてくるということ。
これをどうしても避けたくて、抵抗した私。
Eのこういう時の力はすごいものがあるので、私のパーカーの袖に思いっきり泥を擦り付けられて。
これが私のブレーキング・ポイントとなりました。
思わず、カッときて。擦り付けられた泥をEに擦り付け返して。
そうした瞬間、「何で私こんなことやったんだろう?」とEに対して申し訳ない気持ちが湧いてきて、Eに擦り付けた泥をすぐに指で拭い取って、ギュッと抱きしめて。
この時に一気に私の頭の中に色々な思いが駆け巡りました。
私自身が抱えていた、なるべく見ないようにしていた感情について。
前にも何度か書いていますが、うちの兄は障害があり、今も実家の福岡で両親と一緒に暮らしています。
ここ何年か兄の状態があまり思わしくなく、両親が年取っていくのに状況が厳しいことはどこかでいつも気になっています。
兄と私は幸いとてもいい関係を保っていますが(兄は私にはいい格好をする)、兄の身勝手な言動にイライラすることがあります。
甥っ子のEは重い自閉症で、また兄とは全く違うのですが、Eを通して兄をそこに見たり。
Eの両親(義妹とご主人)を通して、私の両親をそこに見たり。
共通点は障害のある子供とその両親というだけですが、Eと関わると私の兄を中心とした家族模様をそこに見たり、海外に離れて住んでいて、兄にもう少しできることがあったり、理解すべきことがあるのでは?というある種の罪悪感を刺激されることもあります。
そして障害のある子供には慣れているし、こんなふうに内心怒ったり、イライラしたりするのはいけないとどこかで強くそれを制していました。
義妹の手前、そういったものを見せるわけにもいかないというところもありましたが。
変に感情のぶつかり合いや怒りなどの感情を認めることを避けていたので、私の中で要らないものがドンドン溜まっていたようです。
今回、Eと些細な小競り合いをした時に「もういい加減にして」という感情が頂点に達して。
「私も普通の人間。イライラすることだってあるし、子供に怒りを感じる事だってある」と。
それは当たり前のことで、いいも悪いもなく、ただそういう感情が「あるよ」と認めるだけで、何だかパーッと楽になったのです。
そしてついつい何でも理解しよう、分かろうとするけれども、分からないことがあるのも当たり前。分からないことがあってもいいと。
それまでギュッと握り締めていたものを手放した開放感。
その後、Eに家族なんだなあと不思議な愛おしさも感じて。
時間はかかりましたが、Eを無事に義弟宅まで歩かせることが出来て。
Eと過ごしたのはたかだか2時間ちょっとのことでしたが、それ以上に感じる程、結構なエネルギーを消耗しました。
でも、気持ちは晴れ晴れとしていました。