昨日の朝、近くの公園で撮った写真ですが、
木の下のベンチでちょっと瞑想をしようと腰掛けると、
どこからかピューっと鳥の鳴き声が聞こえて、
目の前に滑り込むように降り立ったのが
写真のキセキレイ(Grey wagtail)。
小川が目の前に流れる場所なので、
そういった場所を好む、
この鳥を見かけても不思議はないかもしれません。
尾を上下に振りながら歩く様子、
黄色が混じった可愛らしい姿に見とれてしまいました。
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気が付くと、主人と出会ったきっかけについて書いたのが
もう7月の初めのことでした。
またボチボチ、私がロンドンに住み始めてからの話に
戻りたいと思いますので、その続きを。
主人と最初に電話で話をした時、
「とにかく一度会って話をしてみよう」ということになりました。
ロンドンのウエストエンドのあるお店の前で
夕方待ち合わせをしました。
待ち合わせの時間よりも少し早めに着いたのですが、
主人は既に着いていて、
電話で聞いた通りの色のジャケットとバッグと
背の高さだったので、すぐに分かりました。
実は(本人にもその後、言いましたが)、
彼の癖で一箇所をジッと見つめるような
眼差しがちょっと怖く。。。
一瞬、どうしようかと思いましたが、
別にデートする相手でもなく、
会う約束をしたのですから、
ちゃんと話をしてみようと思って、
声をかけてみました。
その後、近くのホテルのロビーでお茶をして、
話をしてみると。。。
最初に彼を見かけた時の印象が
そこで変わりました。
話すとなかなか面白い人で、
もっと話をしようとレストランに移動して、
夕飯を食べながら、
話をすることに。
元々はお互いのlanguage exchange
(私が英語、彼が日本語を学ぶため)が目的だったので、
彼には「英語だけ話すことになっているけど、
私はいいけど、あなたにとっては不公平になるんじゃないの?」と
確認しました。
彼の日本語は初心者のレベルなので、
それで会話するのは心苦しいから、
一向に構わないとの返事で、
その日は遠慮せず、
英語だけの会話を。
不思議なことに、
男の人と話をしているという意識はあまりなく、
女性の友達と話をしているような感覚でした。
何の話でも不思議と気楽に出来て、
話しやすい人だなあと。
もしかしたら、彼は5人兄弟の長男で、
妹が3人、弟が1人という家族の中で
育ったこともあったせいかもしれません。
そして、彼の英語がとてもクリアで、
アクセントもなく、
(昔のBBCのアナウンサーの英語みたいとよく言われるようですが)
スタンダードイングリッシュだったのも助かりました。
お互い、ちゃんと辞書をその時、持参していましたが、
辞書を開く時間もないぐらい、
盛りだくさん、色々な話をしました。
これで時々英語を話せる人と出会ったというのが嬉しく
(少し前に出会った地元Finsbury Parkのお友達は
バックグラウンドは様々で、
ネイティブのイギリス人と
お友達になりたいと思っていました)、
次の週にも会う約束をしました。
結局、毎回、会うと英語で話をして、
彼の日本語の勉強はすっかり
どこかに行ってしまいました。