最近シミジミ思うこと-おなじご飯は作れない
週末のよくある風景
****************
1.ご飯を作りますわね
2.いただきまーす
3.ふたり(殿とわたし)、目を閉じて味わう
4.うなずく
5.微笑みあう
6.「おいしいねー!」「おいしいなあ」
以下、3から6繰り返し
****************
・・・・・・・・・・・・・・
このご飯はわたしが作るわけです。
そうしますと、「自我自賛かい!」とツッコミたくもなるわけですが(;^_^A
なんかね、最近シミジミ感じたの。
自分の「手だけ」でご飯って完成してるんじゃないなと。
(注:「後ろで妖精さんが手伝ってくれてるのー♪」とかそういうこと
ではない)
材料も分量もつくりかたも、まったく同じなのに
感じる味がちがう。
それは
気分とか、その日の天気とか窓からの風景とか
湿気とか ふと聞こえた音とか記憶とか
おしゃべりとか静かとか、食材のうしろに見えた景色とか
そんなスパイスが
ぜーーんぶひっくるめて、ご飯には入っているの
だから、毎回、一度だけのライブ
わたしにとっては、ご飯を作るってそんなこと。
わが家は、わたしが家事担当だけど、コーヒーは
ぜっったい殿が淹れてくれる。
お気に入りの豆をガリガリ引いて
ゆーーっくり時間をかけて
それでね
やっぱり味が毎回違う
「さわやか」「スッキリ」「やさしい」「ほろ苦い」
「ほっこり」「シャッキリ」・・・
殿は、「今日はこんな感じ」ってイメージで淹れてるんだって。
それが、その日のわたしの気分にピッタリの味なんだお。
楽器の演奏みたい。
これも、二度とないライブなんだな
(HAHAHA!オレって本質がミュージシャンだから!!4649
とのたまう殿の声が聞こえた気がしたが気のせいゼッタイキノセイ)