いつも就活のとき、地下鉄で1駅くらいの場合は歩くことが多いんです。
最近は暖かくなって、歩くのも快適
今日は夕方の暗くなり始めた頃に淀屋橋から梅田まで歩いて帰ってました。
そしたら、目の悪い人がステッキで道を確かめながら歩いてたんです。
その人の横を通り過ぎて思った。
道の黄色い点々がなくなったら、かなり恐いんじゃないかって。
今日たまたま、家の近くを私は目をつぶって歩いたんです。(人に手を引いてもらって)
あまりに空気と日差しが気持ちよかったから
でも、手を引いてもらっていても、恐くて、歩くのかなり遅くなって、あの時はすぐに目を開けました。
だから、歩いてて追い抜いたけど、結構気になって。
今から渡ろうとしてる横断歩道の脇は工事してるし、その人が気付いてなかったら恐いだろうなって。
私はその人を追い抜いたけど、少しペースを落として歩いて、横断歩道の信号を1つ飛ばして待って、
「一緒に渡りませんか」って声をかけてみて、一緒に渡ることにしました。
そこからしばらく分かれ道まで一緒に歩きました。
その人にとって、今日の道はいつも通る道なのだそうですが、
街は毎日状況が変わるから、やっぱり恐いみたいです。
私はどこを工事しているかとか、目に入った情報を言葉にしてなるべく伝えました。
ちょっとの時間だったけど、なんだか話せてよかったです。
就職活動を応援してくれました。
「つきたい仕事につけるといいね」って
その人は目が悪いから、仕事をほとんど選ぶことができないけど、
どんな仕事でもいいこともあれば悪いこともあるし、大変だって。
その人はマッサージのお仕事をしてて、これからは自分でやるだけじゃなくて、人にも教えていかないけんと思っているそうです。
とてもいい人でした。
何事も常に変化する。 街も人も。
そんな風に思いました。
そして、私にとっては何気ないことも大事な情報なんだって気付きました。
たとえば「匂い」 そこの角にはラーメン屋さんがあるだとか。
あと、信号の位置。
全然気に留めてなかった。
普段は看板とか、交差点の名前、有名な会社のビルだとか、上の方に見えるものを目印に歩いていました。
その人は、ここから何個目の信号を曲がるかをきちんと数で把握していました。
気付かないうちに見えていないもの、見えてるのに見ていないものってある。
私は仕事もこれからの人生も選ぶことができる立場にいるのだから、その分いーーーっぱい頑張って、
自分にとって最高の道を選ばんとな、ベストを尽くさんとなって思いました。
そんな春の一日