母が仕事が休みの日がいやだった。
好きに出かけられない。
いちいち行動を見られているようで。
一時期、話し方がわからなかった。
敬語を使って話してたときがあった。
愛されてきたのだということはわかっているけれど、
認められた覚えはない。
絵を描くことは、癒しだった。
様々な表情の顔を描く。
顔を描くことが大好きだった。
その表情は自分の心そのものだった。
広告の裏、テストの裏、自由帳、教科書の余白、机、
あらゆるところに描いた。
つまりは落書きですけど。
描いているときは心地よかった。
解放されてた。
実際には一部の感情しか表せなかったから。
笑う、怒る。
それだけ。
さみしいとか、泣くとか、できなかったな。
高校くらいから、オタクなんて言葉を気にして、
意識的に絵を描くことを禁じた。
そしたら調子がおかしくなった。
馬鹿なこと、気にしなかったらよかったな。
高校時代は、人と話すことが苦手で、できなかったから、
合唱部で唄うことで、話す代わりにしていた。
なじめない女子高という環境で、
唄っていなかったら、
どうにかなっていたかもしれないな。
いつの間にか、唄うこともやめてしまっていた。
今は、現実の生活をなんとか変えようとしている。
描くことと、唄うことは私にとって大事なことだと気づいたから、
もう一度、仲良くなれるといいな。
どちらにも、すっかりよそよそしくしてしまったから。