ぼく、ジャッキーだよ。
今日は怖い話だから
夜中にひとりで読まないでね
先日の
父さん
東京出張での
帰りの出来事です
夜🌃遅くに
空港に到着した父さん
リムジンバスの接続が良くなかったので
最寄り駅まで
タクシーに乗ることに
その日は
かなり雨が降っていたうえに
霧が出ていたんだそうな
タクシー運転手さんは
料金を抑えようと気を遣って
近道をしてくれたんだって
それは
山の中の田舎道を通るコースで
父さん、
疲れていたから
窓の外の景色は目に入らず
ぼんやりと乗っていたら
運転手さんが
急にブレーキを踏んで
タクシーを止めた
気づいたら辺りは真っ暗で🌃
車が一台
やっと通れるような
細い下り坂に迷い込んでしまっていて
少し先は行き止まり
「すみません、道に迷ったようです」
土地勘があまりなくて
慣れてない運転手さんだったらしいの
そして
メーターをその場で停止
もちろん
旋回するような場所は無いので
広い道まで
バックすることに
母さんは
車に詳しくないので
よくわからないんだけど
父さんの話では
そのタクシーは前輪駆動?とかで
ギリギリの細い下り坂を
バックで登って進むのは
かなり難しいらしいの
道の両端は
溝やら田畑だから
脱輪したらたいへんだからね
なので
父さんが
助手席側の
後部座席の窓から顔を出して
運転手さんが見えにくい
左側の様子をチェックしながら
慎重にバック
かなりの距離だったらしいんだけど
しばらくすると
遠くに
やっと
一軒の民家の灯りが見えた時は
心からホッとしたそうな
すると
その民家から
懐中電灯🔦を持った
住民の方が出てこられて
タクシーを誘導してくれたんだって
住民の方によると
夜遅くに
こんな場所に
車が通ることはないのに
車の音が聞こえて
先は行き止まりだから
心配していたそうなの
そのタクシー
カーナビが付いてなかったから
そこからは
父さんがグーグルマップで検索して
ルートを探して
父さん無事に帰宅🏠
この一部始終を聞いた母さん
父さん、それ、
きっとキツネに化かされたのよ
というのも
母さん、子供の頃に
祖母から繰り返し
キツネの話を聞いていたのです~
祖母は
その母や祖母から聞いた話なので
明治・大正時代の話、
いや
それよりももっと昔から
語り継がれた話かもしれません
( *´艸`)
その話をかいつまむと
茂兵衛さん(仮名)が
夜遅くに村の寄り合いから帰る途中
急に提灯の火が消えて
道に迷ってしまいました
辺りは真っ暗で何も見えず
何度も同じ場所をぐるぐる回って
ぜんぜん家にたどり着けません
気が付いた時には
夜が明けていて
田んぼの中で体中が泥まみれ
持っていた
お土産の饅頭もなくなっていました
夜道で
キツネに化かされた昔ばなしです🦊
この話の中では
田んぼで泥まみれバージョンですが
肥溜めに落ちるバージョン、
川にハマるバージョンなど
いろいろありました
祖母の語り口調が
おどろおどろしくて
まことしやかで
怖いけど聞きたくて
幼稚園児の私は
同じお話を何度もせがんでいたのを
今でも覚えています
昔は
電気もない、
夜は提灯の灯りぐらいしかなくて
寄り合いの帰りで酒に酔った人が
田んぼにハマったまま
朝まで寝ていても不思議じゃない
それを
キツネに化かされた🦊
というお話にしたのでしょうね
母さんが
そこまで話すと
父さんが
タクシー乗って
キツネ🦊に化かされた
って
ことにしといた方が面白い
みんなも
夜道でキツネに化かされんように
気ぃつけや~
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