中山千枚田「虫送り」

 

 

角田光代原作の映画「八日目の蝉」。

10年くらい前でしょうか。

新聞の夕刊小説で少しずつ少しずつ連載されていて、毎日楽しみに読んでいたのです。

宗教施設に逃げ込んだところとか、逃避行がもうたまらなくてですね・・・

そんな「八日目の蝉」の「虫送り」という重要なシーンの撮影で使われたのが、小豆島にある「中山千枚田」でした。

たいまつを掲げあぜ道を並んで歩きながら、稲につく虫を追い払う地域のお祭りです。

 

小豆島の観光案内サイト小豆島旅ナビによりますと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

虫送りは、約300年前から伝わる中山地区の伝統行事で、半夏生(夏至から11日目)の日に火手(ほて)と呼ばれる竹の松明を田にかざしながら、畦道を歩き、害虫を退治して豊作を願うものです。
 中山地区ではここ数年間途絶えていましたが、映画「八日目の蟬」で重要なシーンとして「虫送り」が行われたことをきっかけに復活しました。
 「とーもせ、灯せ。」の声をかけながら、火手を持ち、青々とした稲が育つ棚田の畦道を歩きます。真っ暗の中、列をなした火手の光がゆらゆらと揺らめきならが動いていく風景はとても幻想的です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とあります。

 

夕映えに点々と灯る炎が揺れている得も言われぬ、この世のものかあの世のものかわからないシーンでした。

 

 

行ったのがお昼で風情がなくってすみません><

小豆島に行くとか、まさかあのシーンの棚田に行くとか。・・・夢にも思わなかったです。

キュンキュンしました( ノД`)

そんな「中山千枚田」の虫送りは今週末の7/8(土)です。

祭りの集合時間に間に合えば自分でたいまつを持って歩くこともできるみたい。

アクセスは湯舟山あたりを目指していくといいそうです。

 

 

棚田でタクシーを降りて上を登ると結構な段差で大変なので、湯舟山から下りていく感じね^^;

湯舟山は小豆島88霊場の一つで、名水の湧水が有名。

あたりには小豆島霊場が点在しているから、風光明媚な風景を眺めながら霊場めぐりをしてもいいですね。

ちょうど夕方ごろに散策をあてて、小豆島には日本の夕陽百選に選ばれた美しい夕陽スポットが二か所もあります。

波のおだやかな瀬戸内海に沈む夕日は言葉を失うほど絶景ですよキラキラ

週末は厳しいかと思うけど、LCCでジェットスターを使えば成田~高松間は4990円から。高松からは小豆島フェリーで1000円前後で小豆島へ渡れます。

「小豆島なんておいそれと行けないわ」と思ってたら意外とハードルは低いのです。

ジェットスターの始発は早朝ではなく8時台だから前泊もいらないの。

ロケ地に行くのって楽しいよね^^