毎クールドラマは録画していろいろと見るのですが、今期の春ドラマはちょっと突っ込み甲斐があるものが揃いも揃っていませんか?
ということで、ドラマスキーの雑記あれこれ。
http://www.tbs.co.jp/anasore/
(公式より中略)
原作は人気漫画家・いくえみ綾の同名コミック。
二組の夫婦のマリッジライフと四者四様に揺れる恋愛模様を、予測不能な展開で繰り広げていく本作。
“2番目に好きな人”と結婚した主人公・渡辺 美都が、ずっと想い続けていた中学時代の同級生と偶然再会したことからすべてが始まる──。
運命だと信じていた男との再会に心を揺さぶられる女。不倫されたと知っても妻を愛し、責めない男。浮気をしている夫を手のひらで転がす妻。軽い遊びのつもりが抜けられなくなる男。
それぞれがそれぞれのやり方で大切なものを守ろうとする姿に、人間の狡さや弱さが描かれる大人のいびつなラブストーリー。
とーってもリアリティのないドラマ。共感はもちろん感情移入もしにくい。
これは波留独特の心ここにあらずな演技と、寄生獣さながらの東出くんのあなた普通の人間じゃない的な存在感がなせるダブルスの妙技。
不倫することへの懺悔の低さ、「二番目に好きな人と結婚する」という下りからしてもう今時そりゃない感じがいただけません。
常々私は「結婚は墓場だ」と口癖のように言っているわけですが、これは「結婚が地獄だ」という意味ではなく、「死ぬ気で結婚する」ということだ。
ここに片足突っ込んだら、生半可な気持ちじゃいかん。同じ墓に入るくらいの気負いで籍入れるってことだ。
一番目と幸せになるのが怖いとか言ってる場合じゃない。ゲームでも人気のパンケーキ屋でもないんだから一番も二番もない。
結婚するって「待ったなし」なことなんじゃないの?
2人のDNAで一つの人生をも作ることができる、すごく重い十字架を背負うものじゃないの?といった意味での「結婚は墓場」です。
ということでゲスの極み乙女。なドラマなんですが、主人公の生い立ちやトラウマをもっとうまく描いていけば、美都はなぜそんな思考回路のネジが飛んでしまったのか、つかめるのかもしれません。だってお母さん役の麻生祐未がかなりのトラウマを与えそうな曲者だもの。
そして主人公に少し寄り添うことができたなら・・・、奥さんに赤ちゃんができた直後に平気で浮気ができるような男をいちばん好きな、自分の男を見る目をやっと呪える気がします。
今、美都は何も気づいてないよね? だって「有島くん」の顔以外どこがいいのか全然伝わってこないよ?
私の予想では、キャスト中で一番まともな仲里依紗(大好き!)が、案外ラストは一番おそろしい存在になる気がしますけど・・・。
東出くんは顔がくぱって割れて、ミギーと死闘するとかねもう。
そんくらい、非日常。
http://www.nhk.or.jp/naotora/
(公式より中略)
戦国時代に男の名で家督を継いだ「おんな城主」がいた――――。
静岡県西部・遠江 井伊家の城主・井伊直虎である。
戦のたびに当主を殺され、ただひとり残された姫が「直虎」と勇ましい名を名乗って乱世に立ち向かった。
自ら運命を切り開き、戦国を生き抜いた女の激動の生涯を描く。
個人的な意見極まりないのですが。
大河ドラマは男性的でありけり、っていう意識がありまして、女性が主人公なのはいいんですがどうもたおやかさとか女性所以の魅力を戦国時代ドラマでクローズアップされるのが苦手です。
ゆえに直虎のOPからのやさしい雰囲気の女らしさ推しがどうも苦手で困った困った。
いつも録画してオープニングは早送りして見てしまい、猛々しい勝どきの一つでも上げてみたくなるわけですが。
(余談だけど、この前長野に行ったときは車中でずっと真田丸のテーマを一人オーケストラで歌い、家族が黙るみたいな。)
ストーリーのほうはというと、破天荒な女主人公には好感が持てるものの、ちょっと行動や台詞が愚鈍すぎる気も。
さらにすわ大河での三角関係かと思いきや、ヒーローであるべきところの亀がうっかりあっさりと死んでしまったりと、かなりのキャンディス・ホワイト・アードレーっぷり・・・。
こんな序盤で想い人が死んででどうすんのさ!とテレビを揺すって言っても後の祭り。
成長した鶴は、親子役の吹越満の生き写しの表情や話し方がかなりツボにはまっているんですが、策士な感じよりもあの薄幸な感じがたまらないわけでして(笑)。好物です、こういう役どころw
高橋一生の苦渋のまなざしと首筋と手の甲の筋で女性の視聴率は持っている。と思っている。
そうなんだよなあ。私はアンソニーよりテリィが好きでしたよどうせ。
あ、あと山口紗弥加のフリスクなみの清涼感が好き。さわやか~!癒される。あんな奥さんが欲しい。
http://www.fujitv.co.jp/hitopa/
(公式より中略)
桐谷美玲主演の「人は見た目が100パーセント」。女子力ゼロの理系女子(リケジョ)役に初挑戦します。
原作は、現代女性のリアルな心情を描いてきたコミック「人は見た目が100パーセント」。
今回、桐谷さんが演じる主人公の城之内純(じょうのうち じゅん)は、製紙会社に勤務する真面目で見た目はさえない理系女子の研究員。
「自分に自信がない」「男性にモテたことがない」「ガールズトークが得意ではない」「メイクやおしゃれもほとんどしない」「イケメンや美女には目も合わせられない」「自分の容姿を褒められたことがない」という、とにかくないないづくし。
研究に没頭し、「女子力」や「美」に背を向けた人生を歩んできたばかりに、おしゃれ偏差値が最底辺になってしまった女性です。
はたして、彼女たちは女性たちが求める「美」を自分たちのものにして「ステキ女子」になれるのでしょうか?
そして、イケメン男子との素敵な恋の機会は訪れるのでしょうか?
都会のキャリアウーマンに憧れる、お花畑なハウツー女子力アップドラマ。
というかブルゾンのネタそのまんまのドラマでした・・・。
ブルゾンちえみの一人勝ち。存在感がすごい。もう桐谷美玲より主演っぽいわけですよ。画面の幅的にも、インパクト的にも。
そして女子力を高めようとするその部活みたいなノリが雑(笑)。
オフショルダーの扱いとか、ブランドバックの扱いとか、いい女のイメージの扱いがとかく雑(笑)。
鈴木浩介演じる國木田の役どころはアレよね。「プラダを着た悪魔」とか「バーレスク」で言うところの、スタンリー・トゥッチのオカマっぽいアドバイザー。
なんだかもう、ツッコミどころが満載なドラマでした☆