一月は、今までに行った神社仏閣の写真を少しずつ上げていこうかと。
放生寺
地下鉄・東西線「早稲田駅」2分
お友だちに「穴八幡宮」の「一陽来復」のことを教わったときに一緒に教えてもらい、それ以来いろんな偶然が重なったこともあり、信心深さのない私が欠かさず穴八幡宮とセットで拝みに行くところです。
というのも、ものごとって表裏一体、陰と陽、光と影、背中合わせだと思うんです。すべて。
真言宗の開祖、弘法大師空海僧は、高知の室戸岬の御厨人窟で修行をして悟りを開き、洞窟の中からただ見えた空と海だけの世界に共鳴し、「空海」と名乗ったと伝わっています。
実際に何も知らずに数年前に私は室戸にひとり旅に行ったのですが、ここで私の子どもたちの名前を知っている人はちょっと思い出してほしいかも^^;
この話を現地の洞窟でガイドさんから聞いたとき、振り返って見た空と海の境界線と、あまりの偶然に鳥肌が立ったことを覚えています。
まるでお見通しといった父親のような静かなる立ち居振る舞い。
本当はここでお砂踏みをしたって、四国を回った苦楽は得られないのはわかっているよ。
でもどこにも行けないとき、何をしたらいいかわからないとき、ここで待っているよというかのようなその微笑み。
いつも大きく構えて大丈夫だよという大きな心。
そういうものにすがりつきたいときは誰にでもある。
人間は誰しも強くない。
心が広くない。
正しくない。
だからこそ俗世に生きているのだから。
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