宇都宮セントラルクリニックに移動して、女性専用検診棟&乳腺外来「ブレストセンター」の見学をさせていただきました。
「ブレストセンター」は女性に配慮した女性のための乳がんに特化したクリニックとして、宇都宮セントラルクリニック別棟として増設された建物です。
乳腺専門医が常駐し最新の画像診断機器をそろえ、乳がんの治療だけでなく、乳腺外来として健診も行っています。
JR宇都宮駅からは車で約15分ほどで着きます。
バスだと20分とパンフには書かれていましたよ^^
栃木県宇都宮市屋板町561-3
028-657-7300
私たちはまず、「乳腺外来」という聞きなれない言葉を知ることから始まりました。
このことからも日本における乳がんの習得度の低さを思い知ります。
「デンスブレスト」 「乳腺外来」 「高濃度乳腺」。
聴きなれない言葉が出てくれば出てくるほど、何も知らなかった現実にひどく不安になりました。
パープルピンクを基調とした明るく開放感のあるロビー・待合い室。
こちらは女性専用入口となっており、男性は入ることができません。
(別の入り口や迂回通路はあります。)
女性特有病や乳房という部位に配慮し、入りづらい空気を払拭するように考えられているんですね。
通常の医療施設では健診中、投影剤で映るからと確かに下着をつけない状態で、私たちは男女混合の待合室に座らされ検査の移動も大勢の院内の人の中を検査着のみの姿で歩きます。
毎回おかしいことだと思いながら、そういうものなのかもと過ごしてきましたがやっぱり気にしますよね。
待合い室もくつろげる雰囲気。
ブレストセンターや専門検査機をご案内くださった、乳腺の専門医、竹原めぐみ先生。
診察から検査など、女性の専門医さんがいらっしゃるだけで相談しやすくずいぶんと心が軽くなりますねきっと。
とにかく被検者がわかりやすく、安心できる空間に造られていることがよくわかりました。
希少な3Dマンモグラフィ、トモシンセシス。
短時間照射で被ばく量を抑えたまま、乳腺の重なりの少ないクリアな画像を撮影可能です。
こちらはセミナーで発表されたトモシンセシスの画像。画期的な3Dです。
2Dの従来のマンモグラフィと比較して、細かい乳腺のクリアな広がりの見え方や前後の奥行きも感じられ、よりはっきりとした乳房の中の様子が伝わってきますね。
こちらが話にあった乳がんの最終兵器といってもいいかもしれないPEM(ペム)。
こうして実物を見ると、宇宙工学のロボットのようです。
アメリカで開発製造されたPEMは欧米でも70施設でしか導入されていない、最新鋭の高精度乳房専用PET検査装置です。
2mmの小さな病巣を見つけることが可能な精密さで、国内ではこちら宇都宮セントラルクリニックが初導入し、まだ2台しか日本にない、こちらがそのうちの1台。
正確さと見つけやすさが特長だそう。
被検者はイスに腰掛けたままの姿勢で、検査機のアームが動いてきて、小さく書かれたアルファベットごとに照射されるのだと思います。
「えっ。PEMだっておっぱいを潰して痛いんじゃないの?」と思ったので先生に聞いてみました。
従来のマンモグラフィほど潰さないので痛くはないのだそうです。
(実際に動いているところや、稼働している姿を見られたわけではないので会話の中での確認です。)
これらの最新機器を患者の乳房のタイプにより専門の医師の目で使い分け、いくつか組み合わせたりし、ここ宇都宮セントラルクリニックのブレストセンターならより早い時期での早期発見、早期治療に努めることができます。
まずは知ること、疑問に思うこと、行動に起こすこと。
子育て期間の今、私が倒れるわけにはいかない。そういった強い意志を持ち、自分のからだを見つめてみましょう!!
手遅れではすまないのです。
最後におみやげにいただいた、佐藤先生のご本と竹原先生のご本です。施設をご案内くださった竹原先生のご本は、女性ならではの目線と患者の皆さんと向き合う心遣いが伝わります。
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さらに今回のセミナーの参加特典として、検診をお安く受けられる優待チケットをいただきました。
数枚あります。ご興味がある方に差し上げますので、お気軽にメールをくださいね。
http://www.pinkribbon-no-wa.jp/
宇都宮セントラルクリニック
http://ucc.or.jp/