柴又へ行くならば、とお薦めをお尋ねしたところ、教えていただいたのが金町の「パティスリー ラ・ローズ・ジョポネ」
マンダリンオリエンタルホテルのパティシエだったシェフの、スイーツの権威あるコンテストで世界一に輝いたスペシャリテに出会えるお店だという。
京成金町駅からJR金町駅を過ぎ、てくてくと線路沿いを歩いて数分のところにお店はありました。


(店内撮影許可を得ました)
猛暑の中、まずは「お暑い中、どうもありがとうございます!」とポカリスエット的なドリンクサービスをいただくという細やかな接客・・・。
うれしくなりますね。


初見はとにかく華やかで、心で歓声を上げてしまうようなショーケースに目を奪われます。




特に奇をてらったものはないような各々のビジュアルが、逆に心くすぐる仕掛けとなっている。
どれもが美しく、どれもがおいしそう!
色とりどりの紙吹雪を視界に浴びたようなうれしさに包まれました。


中でもお店のスペシャリテだという、ピクシー/520円
イングランドに生息する自由奔放で悪戯な妖精であるピクシー。
その名を模したスイーツってどんなスイーツ?


ただ哀しいかな、イートインがなかったため、私が口にできたのは帰宅後の2時間後(´;ω;`)ウッ…
もちろんお気遣いも素晴らしく保冷剤をつけてくださいましたが、ウキウキ手を振って歩いていたんでしょうね
私の手に持ったケーキの箱の中、哀れピクシーちゃんのお姿はぐっちゃぐちゃの無残なことに・・・
これではきちんとした感想は書けません、ごめんなさい。
でもスプーンでひとすくいひとすくい、たいせつに味わいました。


ケーキでありながらどこか和菓子の練り切りを思わせる、ピスタチオムースのしっかりとした舌触り。
ムース? ムースなのかなこれは。
ケーキとは土台がありフィリングがありコーティングがありという重ねるような足していくような感覚を抱かせるものだけど、このピクシーは完成に向けてゆっくりとのぼっていく、クレッシェンドのような味わいの力強さがある。
適度な甘さ、ううん最適な甘さ。
中の苺ジュレの甘酸っぱい味わいがまたいい。
何よりもフィナンシェのような台部分のベースから、ピスタチオムースまでに辿り着く段階がたまらなくいい!


実はショーケースの中で最後の一個。
世界一のスペシャリテが私を待っていてくれた!(潰しちゃったけど^^;) 運命を感じました! 
潰れていたのが、重ね重ね残念である。
また買いに行きます。(でもすぐに食べたいお!!)
教えていただいた方、ありがとうございました!!





「パティスリー ラ・ローズ・ジャポネ」
東京都葛飾区金町6-4-5
03-5876-9759