昨日と今日が皮膚に感じる温度が違うように。
きみの表情もまいにち変わる。
まいにち見ているとわからない変化も、写真でならべて見るとこんなにちがう。
こんなふうに笑うんだ。
知らない顔して知らない子に笑うきみに、 ちょっぴり驚いたり、
もう靴が窮屈になってしまったことを
すり減ったスパイクの先のへこみで知った。
ああ、なにもかも知っているつもりで、実はなんにもしらないんだ。
言葉には照れくさくてできないから。
写真を撮るよ。
レンズ一枚通した先のきみが いつまでも いつまでも いつまでも
私のとなりにいてくれますように。