埼玉県観光課 ちょこたび埼玉さんの企画で、「酒造めぐり in 深谷」に参加させていただきました!
埼玉は銘酒のふるさとでもあるんですね。
荒川と利根川という二つの水源があり、埼玉の酒蔵は荒川水系と利根川水系の伏流水を用いて仕込まれたお酒なんですって。
二蔵めはイベント会場近くの「藤崎藤三郎商店」さん。
藤橋藤三郎商店
http://fujihashi.fcciweb.jp/
江戸時代の末期、嘉永元年(1848年)に越後の柿崎(新潟県上越市)から、現在の地に移り酒造りを始めたのが創業者のようです。
代表する「東白菊」は、関東の東(あずま)に、お酒の清らかさを白、清酒の香りを菊で表現したものだとか。
お祭りということで、店頭には煮込みものの露天やお酒の立ち飲み販売もあって忙しそう。
「飾られたお酒のお写真いいですか?」とだけ聞いて許可をいただき、そっと店内のお写真を撮らせていただいていたら、お店にいたお母さんが、
「あなた、こっちこっち! こっちに古い蔵の名残りがあるのよ。」と声をかけていただき。
お店の裏手へと進んでいくではないですか。
「どなた

行政の区画整理の要請で、800坪にも及ぶ広大な裏庭に長く続いた蔵は残念ながらほとんど撤去してしまったそう。
もったいなーい∑(゚Д゚)!!
それでも一部には、まだ当時のレンガ造りの名残りがちらほらと残っていたり、この高い煙突と残った蔵の一部も、もちろん立派な深谷煉瓦です。
特に煙突は、埼玉県の定める"景観重要建造物"第二号。
取り壊されなければ、ボイラーも珍しい煉瓦造りだったそうですよ!
こちらの井戸の屋根の梁は当時の蔵の梁を削りなおして、外側のすすけた部分を切り払って再使用。
きっと鼻を近づければ、今でも年輪に息づくお酒の香りをいくらか嗅げたでしょう。
この松も、違うところに生えていた樹齢の長いものを移し替えしこちらに植樹。
この灯篭は3.11の東日本大震災の際に崩れてしまったものを、残念がったおかみさんが頼んでずれないように貼り付けてもらったそうですよ。
震災時はかなり深谷も揺れたそうで、それでも高い煙突がびくともしなかったのは強固な煉瓦製だったからではないでしょうか。
仕方なく手放された蔵だったようですが、おかみさんの気持ちがひしひしと伝わってきて私も残念な思いになりました。
伝統と由緒ある酒蔵は埼玉の誇りであり、藤崎藤三郎商店さんの生き甲斐の象徴であったはずです。
新しく便利なものの良さはわかります。
それでも古き良きものとの共存共生が臨めるなら、それもありな道だったのかもしれません。
当時のお写真があれば拝見したかったな~。
ご好意で通りすがっただけの私を案内してくださった裏庭で、露天の炊き出し班長でいらしたのかおかみさん何度も鍋の材料のことなどで呼ばれてお忙しそうで(笑)。
申し訳なくて当時のことはそれ以上うかがえませんでした。
水のきれいな昔の深谷のお話、煉瓦工場のお話、貴重なお話もっと聞いていたかった^^
名乗らないで帰ってしまいましたが、ありがとうございました!
お店の方に戻ってきたら、ちょうど休憩中のMISS・SAKEの森田真衣さんにもお会いできちゃいました♪
深谷、初めて来ましたが予想以上に楽しいです。
だっていい人が多いんだもの!
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藤橋藤三郎商店
http://fujihashi.fcciweb.jp/
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ちょこたび埼玉