埼玉県観光課 ちょこたび埼玉さんの企画で、「酒造めぐり in 深谷」に参加させていただきました!
深谷駅はすごく立派な赤煉瓦造り。
深谷にかつて日本煉瓦製造という大きな煉瓦工場があって、東京駅舎の製造にはその煉瓦が使われたとのこと。
明治のころには、煉瓦を運ぶための専用鉄道線も深谷駅に敷かれていたんだそうです。
そんなご縁から深谷駅が改修された際、それにちなみ東京駅の赤レンガ駅舎をモチーフに、ミニ東京駅のような煉瓦貼りのこの形状になったのですって。
当日は土曜日でしたが私は学校行事がありましたので、午後から合流。
まずは滝澤酒蔵へ一人てくてくと向かいました。
遮光のための酒蔵の重厚な塀がずっと続いています。なんと素敵な光景!
滝澤酒造
http://homepage3.nifty.com/kikuizumi/
「菊泉」の高い煙突は30メートルにも及びます。
地震や戦争にも耐えた深谷の煉瓦。
滝澤酒蔵のシンボルのような存在感で静かに佇んでいるんですね。
宿場町として栄えた中山道深谷宿。
その街道沿いにはこちらの滝澤酒造はじめ造り酒屋が数軒並び、さぞや当時からまちに活気を与えていたのではないかと思います。
さぁ、ここから酒造に入りますよ^^
イベント当日は、東蔵の中を酒造の方が案内してくれました。
ですが、団体でのめぐりで時間が決まっていて、その後予定が詰まっていた私は残念でしたが単独で自由に歩いてみることに。
今まで見学にお邪魔してきた酒造と同じように、酒米を蒸す機械、エアシューターで飛ばすホースなどもありました。
普段は入れない蔵の中を、、開放されていて近くで見ることができるとワクワクしますね^^
昔の酒造りに使った道具などもこうして特別に展示されていました。
なんと! 酒造ツアーに入る前のちょっとした休憩中の作り手のかたに会え、運よく短時間さらっと案内していただきお話も伺えましたよ(^-^)v。
ありがとうございます~
深谷はレンガの産地でここから北方面に煉瓦工場があり、昔からレンガ造りで発展したまち。
滝澤酒造の手作りの麹室(こうじむろ)にも、立派な現役の中小のレンガががありました。
レンガは保温性、保湿性に優れ、酒造りには最適の構造。
美しい形状もまた、目に華やかでモダンな印象を与えてくれます。
ここで参加者のおじさまに話しかけられ、深谷のレンガ産業に深く関わった渋澤栄一氏のことを聞きました。
ここにもいらしたとおっしゃっていたかな?
室の中は温度管理されていて、このときは28度?
もちろん中には立ち入ることはできません。
菌がダメになってしまいますからね。
種麹と米麹の見本。
この種麹の胞子が命。
米に付けて繁殖させていくそう。
「菊泉(きくいずみ)」の創業は1863年、文久三年。
150年もの歳月を変わらぬ伝統とこだわりを持って、酒造りに邁進していらっしゃいます。
しんと静まり返った貯蔵庫。
仕込み口からもろみを入れて、20~30日。そのあとこの貯蔵庫へ寝かせるために移動してきます。
こちらでの発酵は約1年。
6tタンクに仕込み、約20本くらいだそうですよ。
静かに立って耳を傾けると、お酒の息遣いが感じられるようでした。
お礼を伝えて外へ出ると、中庭では試飲会や露天販売も♪
「菊泉 大吟醸秘蔵酒」は2014 IWC 金メダル受賞。
「菊泉 大吟醸」は2013 IWC 金メダル受賞と輝かしい成績を上げていらっしゃいます
凛としたお味!
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滝澤酒蔵
埼玉県深谷市田所町9-20
048-571-0267
http://homepage3.nifty.com/kikuizumi/
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