夕方4時から開いてる素敵なまぐろ専門店が新橋にオープンしたと聞き、魚好きさんに声をかけて行ってみました!




「ニッポンのまぐろとまぐろ漁師のために!
 我ら"ニッポンまぐろ漁業団"!」

http://nippon-maguro-gyogyoudan.jp/




お父さんの聖地、新橋のSL広場側をしばし歩いてたどり着きました~。




いわば、「我らまぐろで夕飲み団(笑)!」




漁港も魚市場も漁船も大好き。
そんな私のワクワクが止まらない店内には、まるごと一隻の漁船がドン!と横たわっているから口あんぐり!
他にも小道具がいっぱいあって、店員さんいわく、テーマパーク居酒屋を目指しているんだって。





海好きな友人たちと嬉しすぎて大笑い!
漁船の船尾にできたテーブル席に陣取りました!!



店内には波止場までもが出現!
打ち上げた魚類を場内で運ぶニチユ製のターレットもあって、さらにかもめが乗っていたりと、遊び心が満載なのだ(笑)。





ここまで凝っているとお料理はどうなの?と思うなかれ。

まぐろ専門店は料理はもちろんのこと、お酒も美味しかった!





サングリア(白)、サングリア(赤)、そしてなぜかワサビモスコミュールw 各590円


フルーツが入ってるサングリアってテンション上がるけど、何もここまで!wっていう盛りようです(笑)。
食べるサングリアって感じ^^





お通し まぐろ団子スープ


まぐろ節でだしを取ったまぐろのお団子いりスープ。
これお通し?っていうほど、お団子もごろっと大きいの!




ここでお店の名物スタッフなんじゃ?と思わず聞きたくなる、明るいお姉さん登場!

もちろん漁港ですので市場スタイルで、お店の説明、まぐろの説明をギャグを交えて話してくれます。




「船の遠洋漁業に一度出ると、1年ぐらい漁に出ているんですよー」

「毎日どこで獲れて、どこから水揚げされたかは変わります」 などなど、まぐろのルーツも教えてくれました。




「ちなみに今日の南まぐろはケープタウン沖から来ましたよ~♪」とお姉さん。
ちゃんと何まぐろで、どこで獲れたかも明確にした上で提供してくれるんですね。

そこまで手が込んでいて天然モノで、なぜこのお値段で出せるのかと聞いたら、お店では日本籍船が釣り上げた天然のまぐろだけを扱っているそうで、一船買いをしているからこそ出来るこの安さ、希少部位の振る舞いなんだとか。




すべて余すところなくまぐろを平らげられちゃうんじゃないかと思う、このお店。
水揚げされる地域やまぐろの種類ごと、部位ごと、いろんな多種多様なメニューがずらりとあるので、説明も交えて食べ進むと「まぐろ冒険の旅!」って感じで楽しさ満点です。




ガリツナポテサラ 490円


なめらかポテトサラダにさっぱりとまぐろ屋らしくツナが。
今日はガリがなかったのかな? 爽やかなミョウガでしたがそこがサッパリしていてよかったなあ。



まぐろのなめろう 590円


辛抱たまらなくなり、メニューにないご飯を頼んでみた(笑)!
寿司はねに大葉となめろう、そしてご飯を包んでできたて手巻き寿司に。
ああ、幸せです!




ミナミまぐろまぐろ断面切り一枚刺し 1890円から~


わー! すごいの頼んでみたよ!!
この一枚で、赤身~中トロ~大トロ~砂ずりの旅ができちゃう断面切り。
一枚刺しの厚みは、並~やや厚め~厚めとあってお値段も変わり、わたしたちが頼んだのは並の厚さ。それでもこの厚みです。





ちなみに聞きなれないので聞いてみたまぐろの砂ずりは、大トロのもっと先っちょ、一枚切りでは1切れか2切れしかない脂の乗り切った幻の部位と呼ばれる和牛のようなサシの入ったトロ中のトロ。

やーわらかーでした。



でも、女もこの歳になると、脂たっぷりな部位より胃袋的にも中トロがほどよかったり(笑)。

続いてまぐろの森、いや盛り!





まぐろ尽くし 六点の食べ比べ 3人前 2人前より1790円(追加は一人895円)




まぐろ専門店だからこそ出せる一品だと思うので、外せなかったお刺身盛り。




南まぐろ赤身、中トロ、大トロ、砂ずり・・・
美しい切り目のまぐろたちに加えて、手前のカマ肉の漬けユッケはサービスだとか。





宝石か!と思うほど輝いていた、天然本鮪のカマ。




箸で持つとくにゅん!とやわらかい、天然ばち鮪の頭肉。





均一に入った筋さえも芸術的な、天然ばち鮪の中トロ。





七輪もセットされて、「脂の多い部位は炙るといいですよ」とのアドバイスに天然本鮪のカマを贅沢に炙ってみる私たち。




この上なく新鮮な切り身なのに炙っちゃうぞ!!




そうしたら、もうたっぷりな透明な脂がブシャー!っていうほどあふれてきて、ご飯の上に乗せて食べてみたらもうお肉と間違わんばかりの味でした♪






まぐろのレバかつ風 590円






どうしても食べたくて、一人でも食べるから!と頼んじゃったレバかつは、衣も色濃くザクザクに揚がっていて、一見、昔懐かしい鯨の竜田揚げ風?



生臭さの少ないまぐろとはいえ、血合いの部分はやっぱり癖があるものですが、それを臭み消しのたれに付けたのか程よくレバーっぽく、ほどよく香ばしくしあげたカツ。
ハチ公ソースをかけて頬張ると、昭和の懐かしい感じもあって、とーっても美味しかった^^!
これぞ大人のオヤツっていうオツマミです。





こぼれのっけ寿司 1090円

こぼれ寿司は今日もかくこぼれる・・・。
私はなめろう手巻きを食べたので、これはお友だちのご飯♪





獺祭 等外 890円

お友だちが飲んでいたけど、あの獺祭の等外米から作られるお酒だそうです。

珍しいですね!
でも等外でもこのお値段なんだ^^; さすが獺祭!




大満足なまぐろ食べ尽くしの旅でしたが、ただ食べまくるだけでなく、まぐろの生態や取り巻く業界についても少し話を聞いたり、席にあったまぐろ通信を読んで考えたりもしたのです。
日本人ほどまぐろ好きな国民っていない。
もはや国民的財産ともいえるまぐろについて、知りながら味わえる「ニッポンまぐろ漁業団」。
予約が取りづらくなる前に、今年の忘年会はここをお薦めしたい!





 「ニッポンまぐろ漁業団」新橋店

http://nippon-maguro-gyogyoudan.jp/

東京都港区新橋2-14-3 新橋レンガ通り会館 4階
03-3539-4035