「ガラスびん×地サイダー×地ラムネの銭湯企画」が今年の夏もスタート。
当ブログ・前回銭湯企画レポート>>>高円寺の老舗銭湯とコラボ 「ガラスびん×小杉湯」キックオフ的ミーティング
企画は7/18(土)-9/6(日)
参加銭湯は、
板橋区 愛染湯、板橋区 第一金乗湯、
杉並区 小杉湯、杉並区 井草湯、
町田市 大蔵湯、
立川市 立川湯屋敷 梅の湯、
北区 テルメ末広、
江東区 白山湯、
台東区 弁天湯、
品川区 松の湯、
豊島区 妙法湯、
足立区 若松湯、
新宿区 大星湯。(7/17現在)
参加サイダー、ラムネは、
宮城県 伊達サイダー、
東京都 萌えラムネ、
神奈川県 ビードロおいしいラムネ、
静岡県 元祖ビー玉ラムネゴールドメダル、
富山県 トンボラムネ、
大阪府 塩サイダー、
兵庫県 姫路城サイダー、
兵庫県 ダイヤモンドレモン、
広島県 瀬戸内マスカットラムネ、
佐賀県 湯あがり堂サイ湯あがり堂サイダー(≧∇≦)というラインナップ。
この日はじまったばかりの、地サイダー×地ラムネ×銭湯企画の取材で、上板橋の「第一金乗湯」さんへ行ってまいりました。
ガラスびん協会さん、全国清涼飲料協会さん、全国浴場新聞さんも一緒です^^
地元で愛され、上板橋の地に55年。現在は三代目がご夫婦で切り盛りされている「第一金乗湯」さんは、2年前にリニューアルされとてもきれいな銭湯さん。
黒塀が粋でシックな印象を与えます。
隣にはランドリーも併設。
年4回、この高い煙突にもお掃除が入るのだそうですよ。
営業時間は午後4時からですので、その前にお邪魔しました。
店頭にはイベント開始に合わせて「ラムネ」と書かれたのぼりも!
入ってすぐは、靴ロッカーと珍しい傘ロッカーです。
今の入浴料金は大人で460円なのですね。
番台には地サイダー&地ラムネもスタンバイ!
第一金乗湯さんでは、なんと!デジタルマネーでの支払いが可能です。
しかもかざすだけのKAZAPI対応。SUICA、EDY、WAON、iD、nanacoと取扱いも多岐にわたります。
進化系銭湯なのです!
充電切れな人向けには、最近型モバイルチャージャーも100円で貸し出ししてくれます。
今までの充電器だと、スマホを番台に預けなければならず、セキュリティ面で双方の負担が大きかったところ、これなら各自ロッカーにしまっている間に充電できます。
もちろん施設内はFree wi-fi。
休憩処にはデイサービス用のカラオケ設備なども整っていました
スッキリとシンプルな和モダンで、素敵な脱衣所。
八角の木製ライトも映えます。
リニューアル時、館内のライトはLEDに変え長期持つようにされたそうですよ。
お掃除は外部委託なさらず、オーナーご夫婦二人での丁寧なお掃除で、外も中も出来立てのよう!
創業当時のままというサッシも小道具もピッカピカ!
水回りももちろんピカピカです。
実は「第一金乗湯」がリニューアルされたのは、3.11の東日本大震災直前。
たまたま耐震工事で屋根を軽量の瓦に変えたために、屋根が潰れたり落ちることがなかったそうです。
周辺の銭湯で煙突が折れた、ずれたと営業中止や廃業に余儀なく追い込まれる中、強い地盤の地下深く200mの井戸水を汲み上げていたことで、地震による水質の濁りなどもまったくなく飲料試験もパスし、あの震災後の混乱の中、一日も休むことなく営業を続けられたのだという。
まるで、銭湯の神様に選ばれたかのようです。
自慢の地下水は、ph+、肌あたりがやさしく、美肌を作る水としてそこも地元の方たちに人気な理由です。
リニューアル時、お風呂場はかなり大きく変わり、22あったカラン(湯口)15に減らしゆったりと。
湯槽も改良、41度のぬる湯、43度のあつ湯、薬湯などがあり、デイサービスで使われることもあるため、男湯はバリアフリー対応になっています。
そしてこちらで何よりも圧巻なのが、リニューアルで描き換えられた、銭湯のよさを感じられる壁の富士山のペンキ絵。
日本に3人しかいないという銭湯絵師さんのうち、貴重な2人の銭湯絵師さんの見事な作品が見られるのです
向かって左の女湯を丸山清人さん、右の男湯を中島盛夫さんというお二人の描いた合作です。
丸山さんは葛飾北斎風でThe日本画!って感じの錦絵だけど、中島さんのタッチは歌川広重をモチーフとした水墨画調。
ペンキのタッチは違えど、違和感なく二つの世界は浴槽の中で一つの物語を紡ぎ出しています。
お風呂から上がったら、この通りキーン!と冷えたご当地サイダー・ご当地ラムネがスタンバイ!
ガラスびん入りサイダー・ラムネの魅力は、
✔高い密閉性とガラスの保存性で、おいしさを出来たてのまま長く保存する
✔涼しげで透明感のあるビンは目でも耳でも楽しませてくれる
大人から子どもまで楽しめる、銭湯にぴったりな飲み物です。
私は地元である広島の「瀬戸内マスカットラムネ」で一息(^^)b
鼻に抜けるマスカットの清涼感がたまらなーい!
異色ともいえるこのコラボ企画に賛同されたわけを最後にうかがってみました。
銭湯というと敬老関係のイベントは多いが、今までにないターゲットのお客さんにきてもらえる面白い、
新しい試みではないかと思われたのだとか。
心地よい入浴には清潔な環境と、たゆまない泉質、あたたかなおもてなし。
銭湯文化を支えるのは、人と人のコミュニケーションなのではないだろうか、そう思えた銭湯取材でした!
ちなみに本イベントは下記、情報サイトでも取り上げられており、マニアックながら定評をいただいているようでございます~
レッツエンジョイ東京 http://www.enjoytokyo.jp/life/event/1192811/
ねとらぼ http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1507/16/news145.html
第一金乗湯
東京都板橋区若木1-19-6
03-3933-4357