こちらの敷地内で、一番高い場所へやってきました。
344mに位置する、衛星ヶ丘(ほしがおか)展望台です。
「ほしがおか」 なんでしょう、この素敵な読み仮名・・・
「本気」と書いて「マジ」と読むみたいな?
「めぐりあい宇宙」と書いて「めぐりあいそら」と読むみたいな??
冗談はさておき、JAXA内之浦宇宙空間観測所のほとんどの設備が見渡せる絶景なる展望台であります。
ここは山を削って、打ち上げの見学できるよう整地したところだったかな?
ちなみに中央、コントロールセンターではかつて東映の「はやぶさ~遥かなる帰還~」のロケ地となり、渡辺謙さんたちがいらっしゃったそうです。
ここは、観測ロケット発射場のKSセンターから打ち上げる観測ロケットの発射管制業務や、点火の指令を出す役目。
レーダーのデータ管理、ロケット制御など計算システムがあるようです。
私は以前に、東映さん主催のJAXA相模原で行われた"映画はやぶさオフィシャルJAXAツアー"(リンク先記事に飛びます)に呼んでいただき、それとはまた別ルートで"相模原市PRブロガー"として同じくJAXA施設にお邪魔したことがありますが、本当に縁は異なもの~でここでこうしてまったく関係ないと思っていた点と点が線になりまたつながっていくのが、不思議であり「願えば叶う」を体現したかのようで個人的に感動でもありました。
関わっていただいた、引き上げていただいたすべてのご縁に感謝です♡
左手のM(ミュー)センターは標高210mに位置するMロケット発射台地。
昨年9月に打ち上げされたイプシロンはここから発射されました。
ズームしてみましょう。
これは整備棟。
敷地内には、大型ロケット発射場として、ロケット整備棟、発射装置、ロケット組立室、衛星整備室を擁します。
これから向かいますのでドキドキです!
今立っている展望台に一番近い衛星追跡センター、そしてその遥か向こうにはイプシロンの管制指令センター、宮原レーダーテレメータセンターが拝めます。
宮原レーダーテレメータセンターには、直径7mのレーダーと11mのパラボラアンテナがあり、ロケットからの電波を受信機、受信した電波から観測された信号を取り出す復調機、信号を記録する計算機などがあるそうです。
衛星電波の受信をし、復調されたデータは、なんと地上回線を使ってあの相模原キャンパスに送られて、大型計算機に記憶されているのだとか・・・
内之浦と相模原、本当につながっていました。
ガイドさんがいなくても、展望台にあるガイダンスボタンを押すと、自動音声で解説を聞くことができますよ!

振り向けば、衛星ヶ丘展望台の目玉とも言える、直径20mのパラボラアンテナが悠々と存在しています。
宇宙と交信するパラボラアンテナです。
大好きなしいたけのカサに似てるとか、ぼんやり考えて見てました(笑)
三菱電機製なのですね~。
このときも遥かかなたの衛星の電波を、一生懸命追跡中でした
宇宙で活動する衛星に思いをはせて。
山を見下ろし、空を見上げる。
現実的で緻密でデータ重視な場所にもかかわらず、「ほしがおか」というロマンチックな名前を選んでつけられたことにも脱帽です。
<つづく>
JAXA内之浦宇宙空間観測所
鹿児島県肝属郡肝付町南方1791-13
050-3362-31118:30~16:00
鹿児島県肝属郡肝属町南方2643
0994-67-2888
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