古きよき伝統文化と、現代が意外にマッチしているスポットが日本各地にあります。
たずねていてあたたかくなる街。
「ただいま」と言いたくなる街。
そこを守る人たちの努力と、好きで集う人たちの情熱で綱引きができる街。
日本ガラスびん協会と全国清涼飲料工業会が主催で、本日7/19(土)~9/7(日)の期間、銭湯でお風呂上がりに各地から取り寄せたガラスびん入りの地サイダー・ラムネを通し、家族や地域の皆さんが交流をしてもらいながら、改めてガラスびんの良さを伝えていくという銭湯イベントが始まりました。

ロビーにずらっとサインがあるように、たくさんの有名人も入ったお風呂屋さんです。
開店前に取材をかねて訪問、仮にも風呂スキーな

小杉湯さんでは、大々的にガラスびん製品を今回取り扱っていただき、こんな素敵な演出も施設内の数ヶ所で展開してくださっています。
透明でひんやりとした手触りのガラスびんは、見ているだけでも涼しそうで気温が2℃ほど下がる気がしますよね♪
見た目の視覚効果だけでなく、ガラスびんには空気をシャットアウトすることによる密封性で中身のサイダーやラムネのおいしさと品質を保つので、長期間保存に向いているんですよ。
左から・・・
大阪府:あま酒サイダー
東京都:萌えラムネ
神奈川県:湘南サイダー プレミアムクリア
佐賀県:湯あがりサイダー
富山県:トンボラムネ
北海道:セピアのしげき
静岡県:富士山サイダー
広島県:はっさくラムネ
銭湯で日本全国を旅しているような楽しさ

また地方から上京した人の集まりでもある東京で、生まれ故郷やゆかりの土地生まれのサイダー・ラムネで会話も生まれそうです。
そして休憩室、脱衣場ともに見上げると、宮大工さんが作られたなんとも風情ある素敵な梁の細工に目を見張ります・・・
とても81年経った建物とは思えません。
脱衣室の天井が恐ろしく高く、そして美しい格子で編まれていて芸術的でもあります。
漆喰の壁は湿気を程よく吸いこむそうで、それと天井の高さとで換気がよくでき、黒ずみや劣化がないのだと思います。
入って正面、浴室の壁いっぱいには、「これぞ銭湯!」とも言うべき、富士山と本栖湖の壁画!
2年に一回は描き換えなければ汚れてくるそうで、ちょうど来週、東京の絵師さんがベニヤ板にペンキで一日がかりでペイントされに来るそうですよ。
タイルの壁画の銭湯もありますが、絵心あふれる手描きの絵もやっぱり見ていて落ち着きますよね
本日の日替わり湯はゆず湯です。
ところがこの写真のときよりも入ったときは温度が上がっていて、激アツ!
小杉湯さんいわく44.3℃にしてますよ、とのことでしたが・・・うーんもっと熱かったと思う(笑)。
アツ湯好きですが入れなくてリタイヤしたもんww
本当は熱いお湯と水風呂に1分ずつ計6回、温冷の入浴を繰り返していくことで、耐性をつけるというか免疫をつけるというか、風邪を引きにくい体づくりができるそうです。
ゆず湯のかわりに、美肌に効くぬるめのミルク風呂にまったりみんなで浸かってきていい匂いに包まれてきました♪
こちらでは地下90mからくみ上げた井戸水を屋根の上に配置した専用の大きな浄水器で浄化、分子を細かくし(たぶんそうすることで柔らかい感触にし温かさが浸透しやすい?)、自然回帰水として清潔で効果の高いお湯を提供しています。
しかも壁に貼ってある注意書きを読むと、お湯を沸かすときは天然ガスを使ったコージェネレーションシステムを使い、二次発生のエネルギーで井戸水を17℃から25℃に温めていらっしゃるのだとか。
高価なコージェネも省エネで環境にも配慮するからと、都の助成金でいくらかはまかなえるのですって。
ちなみに銭湯では珍しく、ボディシャンプーとシャンプー完備です。
そしてボディタオル1枚は貸し出し無料、貸しロッカーは1ヶ月通しでたった250円、スマホの電源切れの場合は30分20円(!)で充電もできます。
古いけれど新しい、とにかく柔軟な取り組みの小杉湯さん(笑)。
銭湯の方に彫刻や宮大工さんのお話を聞くうちに、小道から近すぎて見えなかった唐破風屋根の造りがとても気になって仕方なく、特別に裏に回らせてもらい二階に上がって屋根を近くで見させていただきました!
―――うん、やっぱり!
手の込んだ素晴らしい出来上がり。
またお手入れも行き届いていて、どうも宮大工さんの息子さんがメンテナンスを続けて請け負っていらっしゃるよう。
これは未来へ残したい入浴文化財ですね。
しかも玄関に掲げられたいたのれんの鯉の絵は、広島の作家さんが描かれたようで、広島育ちの私は勝手にご縁を感じてしまいました^^
イベント期間中、小杉湯さんでは、毎週日曜日のお客さま先着20家族に週替わりで一種類の地サイダー・ラムネを記念に1本プレゼント!
ぜひ通って全種制覇してもらいたいくらい(笑)。
そして小杉湯さんからスタートしたこの企画が、全国の銭湯へも波及して、期間内のいろんな銭湯でガラスびんが飲まれるといいな~。
・・・なーんて、ガラスびん応援隊の私は夢見たりしました
Supecial Thanks
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小杉湯
03-3337-6198
PM3時30分~AM1時45分
※木曜定休
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