25ansホテル椿山荘東京 「優雅なフラワーアレンジメントと美味なるランチを堪能して」
階下のイタリアンレストラン「イル・テアトロ」です。
フロアを進んだ先の個室にとご案内いただきました。
メニューを見てビックリ。この日のみのオリジナルの特別ランチコース

テーマはもちろん <Ruffles> ラッフル!
私たちの習ったブーケを事前に先生が写真などでお伝えくださり、そのイメージに合ったサラダをシェフがデザインしてくださったそう!
ポルチーニ茸のリゾット タイム風味
きのこキタ━━━(゚∀゚)━━━!
同店自慢の逸品と名高い人気のこちらのリゾット。
秋らしくこっくりとしたポルチーニの旨みがぎゅっとお米に沁みこんだおいしさ。
ワインじゃないけど気分出ますw
ハーブの香る赤座海老を巻いた舌平目とサーモンのロラティーナ
季節野菜のスチームベジタブル スプマンテ風味のソース
女性向けにハーブとエディブルフラワーをあしらい、花束をイメージして盛りつけたという華やかな魚料理。
もうね、「可憐」のひとこと・・・

一つのお皿の上で童話の中の森が表現された世界のようなメインディッシュです。
イルテアトロペストリーシェフが贈る、オリジナルデザート"スペシャリテ" 梨のカルパッチョ
まさにドレスなスイーツ!
ファッションとお花を融合させた、桐ヶ谷先生のフラワーアレンジの世界のスピリッツを受けたシェフは、フルーツとお花をコラボレーション。
薄く剥かれた旬の梨の果肉を甘いカルパッチョに、アクセントの効いたジンジャーの風味がします。
なめらかなんだけどピリッと風味が締まる、美女の背中のような艶めかしさだし、メッシュのホワイトチョコレートと薄いクッキー記事のフリルはまさにドレスリボン。
は~~うっとり

最後にコーヒー、紅茶、またはエスプレッソがついて、優雅なランチはクローズです。
歓談タイムにスクールのお話や、会場にあるアレンジメントフラワーのご説明をしていただけました♪

最初、ミッソーニ風?と思ったケイトウの温かでゴージャスなアレンジは、シャネルの秋冬をイメージしたもの。
アシスタント矢野先生がわかりやすく説明くださいました。
生花の間に、毛糸のアレンジパーツもありますがしっくり。
こうした繊維の持つ風格も、お花に継承できるんですね! 桐ヶ谷先生、すごい!!
こちらはルイ・ヴィトンのチェスモチーフ。
黒いカラーなんて初めて見ましたが、輸入なんですって。青果市場などで買えるそうです。
教わるときにもはっと思ったのですが、頭がいい人の伝え方は直球で端的。
私のようなしどろもどろなまどろっこしい説明をしたりはしないのです。
ゴールが見えていて逆算し、そこへ行くための最短ルート立てができる人。
美意識のエッジが効いた方のお話は、頭の端っこでサーチライトがキュンキュン回るような刺激的な時間でした。
赤は緋でもあり 紅でもある、
青は藍でもあり 蒼でもあり 碧でもある。
見たものはそのまま表現できない。
それでも、イメージをカタチにすることができる人がいる。
それをどう表現するかで、その人らしさ? 唯一無二のオリジナルが産まれるのかもしれません。
桐ヶ谷先生を見て感じたのは類まれなる才能とひらめき。
「アイデアってね、ぱっと浮かぶのよ」、と先生は隣でおっしゃいました。
誰にでも平等に、アイデアが空から落ちてくるならば、そのしっぽを運よく捕まえることができる人はどんな人なんだろう。
何かを作るプロ、
料理を仕上げるプロ、
人を結びつけるプロ、
伝えることができるプロ、
そんな人たちを見るとまばゆくて、でも目を背けてばかりではなく、憧れます。
「センス」は神様が与えた才能かもしれないけど、
まぐれはきっと誰にでもチャンスがある。
秀でた人のそばにいて思うのは、内ではなく外へ向かう"好き"のベクトル。
うーん、カッコイイ!
久々にそう感じる女性に出会いました。

イル・テアトロ (イタリアン / 早稲田駅(都電)、江戸川橋駅、護国寺駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5

