南信州随一の祈願霊場として1000年以上も広い信仰を集めてきた駒ヶ根の古刹「光前寺」。
境内全域が国の名勝に指定されています。
雪の日に訪れましたが、神々しさは変わりません。




見所は静かにたたずむ本堂だけでなく、参道脇の石垣に自生する珍しい神秘的な光り苔(ひかりごけ)もお見逃しなくご覧ください。



ただーし! 
訪れた期間は、冬枯れのため残念ながら見ることはかないませんでした・・・
今ならきっと見られるはず!!



自生するヒカリゴケは珍しいそうですよ!

環境庁レッドリストでは「準絶滅危惧I類」に指定されているとか・・・。
苔好きとして光るとこ見たかったな~




こういう奥まったところのヒカリゴケのレンズ状細胞が、入ってきた光を反射しエメラルドに光るのだとか。
光り苔は見られなかったけれど、一歩敷地に足を踏み入れると神聖なパワーに、雪冷えの寒さからではなく背筋がすっと伸びてきました。




本堂の左側に、“光前寺といえば早太郎”といわれる犬のお墓があります。
今から約700年ほど前に光前寺で飼われていた山犬の早太郎が、毎年祭りで生贄となっていた村の娘の身代わりとなり、村人を苦しめていた怪物の「ヒヒ」と戦って退治したという伝説があるそうです。



人々はその強さと正義感に早太郎を「不動明王の化身」と言い伝え、霊犬・早太郎のお墓には、今でも多くの参拝客が訪れるのだとか・・・。
本堂の入り口には立派な早太郎像が。
※写真を撮るのは憚られたので、画像は駒ヶ根市さんからお借りしました。
身代わり早太郎として信仰され、御守りもありました。
実はこのとき、家族の手術が目前に迫っていたので、早太郎身代わり守りも買って早太郎のお墓にお参りもしました。




しかも今年(平成25年)は巳年にちなんで、12年に一度しか公開されない蛇身弁天(じゃしんべんてん)が特別に期間限定で拝観できるというので、これは必見!と拝観。




本坊はたたみ敷きの静かなところ。
※蛇身弁天の撮影は不可でしたので、画像は駒ヶ根観光協会さんよりお借りしました。




頭部が老翁(ろうおう)、体が蓮の上でとぐろを巻いた蛇の姿の蛇身弁天さま。
小さい小さい仏様で、なんとも優しい優しいお顔をされていました。
このとき、すごく家庭のことで悩んでいたのでこのお顔を見たとき、ぶわっと涙がこぼれそうにうわぁ~ん
それくらい優しいお顔。
あとから調べてみると、蛇身弁天は日本古来の神道では宇賀神とも呼ばれていたよう。




蛇ということで商売繁盛や金運上昇に大変な御利益があるそうで、500円の有料拝観にはなりますが、本坊でお茶と「らくがん」がいただけて、しかも光前寺の名入りの「湯のみ」を持ち帰ることができるのでお得だと思います。




この日の模様は、「たびねす」(http://guide.travel.co.jp/article/835/)にて掲載中ですので、合わせてご覧いただければ嬉しいな^^
ちょうどスマステでも長野格安バスツアーで、この日の行程(駒ヶ根でお肉食べ放題ランチ~イチゴ狩り)に似たツアーが登場したみたいです♪





旅行・観光ブログランキングへ