
JAグループ『JAグループ みんなのよい食プロジェクト』 の「農を伝える食育ソムリエ講座」に参加してきました。
場所は東京・大手町のJAビルにある農業・農村ギャラリー〝ミノーレ〟。
「実れ」で「ミノーレ」なのかな。
可愛いネーミングですね♪
今回の企画は、福島の農家の手仕事である伝統文化のしめ縄づくりに挑戦するイベント!
今までいろんな伝と文化体験をしてきた私も、しめ縄とは! 初・体・験です
講師として、JA伊達みらい んめ~べの食育ソムリエ・高橋弘さんたちがいらしてくださいましたーん。
今回、講座に自然な彩りのお弁当がついています。ちなみに通常の参加費は1000円。
ふたを開くと、輝くつやっつやのご飯におかずがギュッとたくさん詰め込まれています。
大根、春菊、ニンジン、かぼちゃ・・・
野菜一つ一つは一般的で冷蔵庫にあるお野菜には違いなのですが、特出すべきはその歯応え!
繊維がイキイキとしているというか、息吹を感じられる食感です。
しかもその食材のどれも手が込んだ味付けの惣菜に生まれ変わっていて、田舎のお母さんが作ってくれたごちそうおかず!
染み込んだおだしとおのおのの野菜が秘めたまろやかな甘み、旨み、青み――。
すべてがダイレクトに存在感があり、噛んでいて口の中でミシッミシっと野菜が主張してくれます。
くわえて、食育ソムリエおすすめレシピとして、↑おかず中央にある「いか人参と春菊の天ぷら」の資料をいただいたのですが、このいか人参というものが福島の郷土料理だそうなんです。
いか人参! ゆるキャラに変身しそうな名前ですね(笑)!
初めて聞きました~
何かというと、スルメと人参を細く切って、酒や醤油、砂糖で味付けをしたもので各家庭の家庭料理として、おせちやお弁当に欠かせないものみたいですよ。
そんないか人参、ぱりぱりとした食感が天ぷらでも残っていてやーっぱり美味!
ごちそうさまでした(。・人・。)!
さてメインのしめ縄づくりスタート!
渡された袋を開くと、↑こんなパーツが入っています。
ちなみに、メインとなるしめ縄も体験で少し作ってみましたが、三本に分けた藁をうまくよじるのが予想以上に難しいヽ(;´Д`)ノ!!
コツは藁をスプレーした水でしっかりと湿らせること。
そうすることで手が滑らず、しっかりときつい締め方で縄がよじれます。
(言うは簡単ですがこなすのは大変でした・・・結局断念!)
中心に来るように末広がり松竹梅を挿したら、紅白の紐を通しくるくる回し固定、重ねもちや福の神、うらじろ(?)、エビをバランスを見ながら円形のしめ縄に挿していきます。
最後はエビのひげを整えたり、各パーツをきれいにばらけさせ、紐を手前で結んで完成。
華やかな飾りは、作っていても楽しい作業です♪
甘い甘い、「伊達の蜜桃(だてのみつもも)」ジュースもごちそうになりました。
最後には、担当さんがテーブルにいらしてていねいに来場のお礼をおっしゃってくださり、福島の農業遺産・食のめぐみを心からお伝えしたい!といった真摯な姿勢を目の当たりにして感激
ご招待ありがとうございました!
私にとって「よい食」とは、家族と安心して笑顔で食べられる食材とその空間づくり。
こうした参加型勉強会、イベンはとても楽しく、ふだん消費者として見ることのできない農場見学レポートなど、食の知らない側面がやはり見られることがうれしいです。

たとえば先週は、私も夏に旅した兵庫県の丹波ささやまの特産である黒豆や山の芋(山の芋は山芋とは違うんだよ~。良かったらこちらを参照ください^^)を中心とした産直フェア。
神奈川のおいしい冬野菜、三浦大根を使っシェフ特製レシピ講座、冬至にぴったり、かぼちゃを使った野菜ソムリエ直伝体験食講座などが、わかりやすく一律1000円で催されています。
時間帯はその日ごとに多少ずれるようなので、興味を持った方は確認してみてくださいね。
くらしに欠かせない「農」を都会にいながら深く学べる貴重なスペースが、ビジネスのメッカである大手町にあるというところも面白いなと思います。
当日の様子を、いち早く事務局さんが『JAグループ みんなのよい食プロジェクト』 公式Facebookページにあげていらっしゃいました♪
JAビルで「農家の手仕事 伝統文化のしめ縄づくりに挑戦」イベント
命をはぐくむ食材に対して、私たちは受け取る側だけでなく、それがどのように手をかけて作られているか、どう育っているかを知るべきと思います。
そしてそれらの食産業は、学習の場=生きることの道徳観を子どもたちに教えることにもつながり、人間の基礎となることではないでしょうか。
生きることは食べること。
食べることは生きること。
こういった貴重な機会がオープンに公開されていることで、食に対する安心度ははるかに違います。
どなたもおっしゃいませんが、きっと福島の皆さんは今も変わらず見えない大きなものと闘っているはずです。
その背中を押すものは、誇りを持って育てたこうした元気な野菜たち。
工場見学や農場見学、交流会、食のイベントに許されるならもっともっと参加したいです。

