鹿児島のアンテナショップ「かごしま遊楽館」さんのモニターとして登録していまして、先日ショップのお隣で、意見交換会が行われたので参加しました。
その前に、ご当地ランチを!と入ったのがこちらのお店。
「遊食豚彩 いちにぃさん」日比谷店です。
なんともおいしそうなランチセットの看板に吸い寄せられちゃったのです。
アンテナショップ側から入り、細い階段を上ってみると、満席だったようで待合椅子には数名のお客様が・・・。
どこもアンテナショップのレストランは混んでいますね。とっても期待しちゃいます。

待合椅子の前の壁には地酒がずらり・・・・
お昼はもちろん夜も人気なのでしょうね。地酒と地グルメなんて恍惚としそうだもん


店名の由来もありました。
鹿児島から国道3号、2号、1号をはるばる駆け上がり、花のお江戸・有楽町で商いを始めたことから「いちにぃさん」と名付けられたそう。
もとはお蕎麦屋さんだったんですね! 驚き。
だからこちらのしゃぶしゃぶのおつゆは日本で初めての"蕎麦つゆ仕立て"なんですって。

順番が来て通されると、見えていたフロア以上に奥は広がりがあり、奥まった席にまでお客さんがたくさん。
80席もあるそうですが、本当の人気店なことがうかがえます。

テーブルの天板は石調。すっきり洗練された内装で、落ち着ける空間作り。一席ずつの間もたっぷりと余裕があり、腰を落ち着けて鹿児島の美食に酔えそうです。

その日、午前中にバリウム検診があり絶食だった私が頼んだのが、ガッツリ食べたくなった
しゃぶかつセット 1100円。
具だくさん豚汁のお椀の大きさを比較してもらうために、珍しく真上から撮ってみました(笑)。

鹿児島産の黒豚のモモ肉をカラリと揚げ、特製の蕎麦つゆ仕立てのおだしに浸していただきまーす


おだしの中、大根おろしにゆずが効いて、揚げ物もさっぱり。
この漬けだしの蕎麦つゆは、鹿児島の生醤油とザラメ、味醂で調合してていねいに熟成させた本返し醤油を、一番だしと追いがつおで香り豊かに仕上げたものだそうですよ。
うん、深い味わいがあります。ご飯にも合う合う♪

断面を見ると、とんかつといっても固まり肉がフライになっているのではなく、スライスされた一枚肉がぐるっと巻かれ、衣をまとい揚げられたものでした。
わが家でもよくこの形でとんかつをしますが、火が良く通っていいいのよね~。
もともと柔らかいことで知られる“かごしま黒豚”。お肉の層の間には肉汁がたっぷり含まれ、より柔らかく感じられます。
甘さの秘密は成長期にサツマイモを食べることで、独特の旨味と甘味が増すのだって。
きめ細やかな繊維質を持つ上品でやわらかなお肉の赤身、旨味を含んだ脂の乗った白身が特徴なんだそう。
地元の野菜を食べ育った生粋の鹿児島っ子。
それがこのトントンちゃんなのね

うーん、同じ豚類の苺子としてこれは感慨深いわ。
さくっとした衣は噛み応え軽く、つゆをくぐらせてもぐにゃっとならずに豚肉をホールド。
そうそうつるっと中身だけ飛び出すとんかつとか「幽体離脱か!」と寂しくなっちゃうんだよね(笑)。食べ応えあっておいしい。

ふとお隣さま、まわりのお客さんのテーブルを見回したら、なにそれ!!!

全員がきれいに同じメニューをご注文ではないですか

それがこちらの 黒豚の野菜むしセット 980円。なんといちにぃさんの看板ランチメニューだというではありませんか。
野菜もたっぷりのヘルシーメニュー。
厳選した黒豚のバラの良質の脂身は甘みが感じられ、まるでリボンみたいに華やか。
全員が頼んでいるとは・・・むむぅ、時流に乗れずに苺子侍、残念でござる


ちなみにお米は鹿児島産伊佐米のヒノヒカリ。

テーブルには関東しょうゆとかごしましょうゆ。
関東は「辛口」とあるけど、通常のしょうゆ。かごしまバージョンは「甘口」とあるように、肉料理に合いそうな甘めの味でした。

箸袋には方言が書かれていて、旅情たっぷり。
温かい小ワザに、また鹿児島へ行きたくなりました。
ちょうどお隣に座った方々が、鹿児島の知覧出身のおば様がたで、「いちにぃさんは地元でも人気なのよ」と話しかけられて楽しいおしゃべりもできましたよ♪

鹿児島の調味料の奥深さがわかる、レジ横の一角。
見ているとそのままでもおいしそうなものばかり! ペロッと味見したいほど。
さすがアンテナショップの上に座するレストラン。
これは夜もきっと酒池肉林に違いない・・・。

遊食豚彩 いちにぃさん
東京都千代田区有楽町1-6-4 千代田ビル2F
11:00~22:30(ランチ11:00~15:45)
03-3501-3123

遊食豚彩 いちにいさん 日比谷店 (豚しゃぶ / 日比谷駅、有楽町駅、銀座駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5