江戸時代、5万8千石の城下として栄えたのがこの出石(いずし)の町。
当時を思わせる街並みが多く守られて残っていて、これぞ、THE ジャパネスク!っていう感じです。
海外からのトラベラーが多いのもうなづけます。
そば饅頭の看板の上には、シンボルのこうのとりのレプリカ。
但馬牛まん、城崎蟹まん、そば団子・・・と誘惑の多い小路(笑)。
ご当地ソフト好きには後ろ髪惹かれまくりなそばソフト、黒豆ソフト、酒ソフト・・・・・
そんな誘惑に打ち震える私をどっしり構えて見下ろす、岩~を砕く~父のような~ボクの震鼓楼~♪
歩いて主要スポットを回れるのも、出石の魅力
町並みの景観を壊さぬよう、ご当地自販機もちゃんと色合いを考えられているのね。
風情があるね~
どこもかしこも粋です。
白磁のお皿は今ではあまり作る方がいらっしゃらないようで、貴重。
そんなこんな趣きある道を歩いていると、目的地に到着しました。
知る人ぞ知る、手作りおはぎの「田吾作」さん。
なんと食べられるメニューは手作りおはぎと、おみやげの赤飯のみ。そうです、おはぎ1本で看板を掲げていらっしゃるのです
これがどんなにすごいことか・・・そしておはぎがどれだけ魅力的なのか。
のれんをくぐる前に、私にも瞬時にわかってしまいました
メニューはこれだけ。
美しい若女将の案内のもと、私は照りとツヤも美しい、あんこのぼた餅(\100)を。
しーっとりしたあんこは、程よいつぶし加減。つぶの残った部分、滑らかな部分が、絶妙の割合でこねられています。
芯となるご飯部分はもちもちして、少し塩みが舌に感じられるきめの整った粒が特徴的。
うかがうと、自家製のお米に但馬・竹野産の塩を加えて炊き上げられているのだそう! 竹野には前回、塩作りに行ったことがあって、なんだか親近感わきます( ´艸`)!
甘さの中心に塩がくることによって、おはぎのともすれば重くなりがちな甘味を真ん中からぎゅっと引き締めます。
しかも、この竹野の塩は、うまくお米をコーティングして、お米本来の炊きたてのほこほこした食感を残したまま、ツヤも出しあんこと融和しないような役目もしているように感じましたよ。
おはぎは上品でいて懐かしく、和の空間は居心地もいいの~
路地裏にこんな名店があるなんて!
とってもおいしい時間が過ごせました。ごちそう様でした♪
手作りおはぎ「田吾作」
兵庫県豊岡市出石町八木通り38-2
0796-52-6968
9:00-17:00(水曜定休)
田吾作 (和菓子 / 豊岡市その他)
昼総合点★★★☆☆ 3.0