のれん・男のれん・女 温泉に何を求める?といったらやっぱり「ホスピタリティ」でしょうか。

温泉にはただ体を清潔に保つという効果以上のものがあります。


城崎に来たらぜひ外湯を巡ってみてください。

温泉がさほど好きじゃないわという人も、ここって昔来たかしら・・・?という、忘れた何かを思い出すような、あたたかさ灯るひとときが過ごせると思います。


苺子の薔薇ごこち


限られた時間の中、夕食後、最初の外湯としてこばたさんと私が選んだのがこちら、「御所の湯」です。

重厚な造りの前庭、池には蓮も浮いていました。外湯の中で一番新しく、敷地も一番広いのかな?

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大きな内湯の大浴場があり、露天風呂は滝が正面に見える造り。

滝ビュー露天キタ━━━(゚∀゚)━━━!! 寝湯でぼんやり浸かりたいところです。

ただ夜中だったので、周辺の景色はよく見えず、滝は明るい時間に見たほうがきれいだと思いました汗

泉質は透明でさらさらとした塩化物泉(Na、Ca-Cl泉)。お湯が顔にかかったとき、かなりしょっぱいと感じるほど。
肌のお湯切れが良く、皮膚を浄化しすべすべにしてくれたように感じます。

フロントや休憩スペースも広いよ~。


御所の湯
豊岡市城崎町湯島448-1
0796-32-2230

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続いて下駄でカラコロと向かったのが、「一の湯」。

本当は木屋町小路を覗いていろいろお土産やうまいもの探しをしようかと計画していたのに、すでに閉店時間だったの・・・あせる 残念!

岩を削った半露天の洞窟風呂が有名なここ一の湯は、江戸中期に温泉医学の創始者・後藤艮山の高弟で香川修徳が「天下一」と推賞したことから名づけられたそうです。
全露天ではないのが残念だけど、岩を踏む足裏の感触はやっぱりいい。

泉質説明書きを見て回ったところ、城崎の外湯はすべて町内で湧き出したものみたいでした。

ナトリウム、カルシウム、塩化物泉(Na、Ca-Cl泉)で、高濃度の源泉を水で薄めて使用されているよう。

それにしても高温! 何度だろう? 湯温はかなり熱めです。


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ここで他の宿にばらけて滞在していた隊員さんたちに偶然逢ったりして、おしゃべりに花が咲いたりも(笑)。

トラブルはあったし、裸の付き合いだし、同じ釜の飯を食うしでなんだかもうざっくばらん(笑)!


一の湯

豊岡市城崎町湯島415-1

0796-32-2229

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ところで、

「宿の浴衣で行けば温泉街はツケが利きますから、お財布を持たずに飲めるのが城崎のいいところですよ」

と大好き豊岡応援隊事務局のO岸さん(あっ伏字になってない?!)にうかがったので(事実関係は謎のまま・・・これ本当ですか?)おっしゃるもんだから(笑)、信じて手ぶらで出かけてしまった私たち・・・。

しかしお店には受け付けてもらえず、自販機に入れる小銭も持ってない。

何一つ買えずに、湯上りのほてった体でウロウロとしていたら、なんとも素敵なお店に出会いました。


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あら・・・なにやら素敵な扉。ドアを開いて招き入れてくれているよう・・・。

誘われるままにふらりと入ってしまったのが、「坂本屋酒店」さん。

(PR未承諾です。不都合がありましたら削除いたします)


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見て見て! こーんなにずらりと涼しげなビンのお酒が並べられています。


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辛口純米酒。 地酒なのかしら? 「宇兵衛」というラベルが貼ってあります。

辛口ポン酒好きな身として、飲んでみたい!と思い、お店番をされていたご主人らしき方にお願いして試飲させていただきました~日本酒

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やっぱ湯上りには。キーンと冷えた地ビールや地酒が飲みたい!

旅に出て、どこにでもあるお酒じゃイヤなんです。

誰でも飲めるお酒じゃ物足りないんです。

ここに来たぞっていう醍醐味。ここに息づくお酒だぞっていう地酒が飲みたい。それは料理も同じです。
宇兵衛は透明で飲み口すっきり。

やっぱりねーと私は嬉しくなる。

旅をする土地が多いほど気付くことがあります。


―――水が美味しいと米が美味しい。そして酒も旨い。鉄則です。


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「但馬・城崎湯上り酒」なーんていう銘柄も、粋じゃないですかキラキラ

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一杯のかけそばならぬ一杯の地酒で気分を良くし、ゆかたでそぞろ歩く湯の里通り。ああっおつですなぁ!

ぼんやり灯りが灯る先を見れば、「谷口屋遊戯場」の看板。

射的やピンボール?といったレトロな空間がガラス戸一枚隔てた向こうに鎮座しています。

―――ドアの向こうは大正浪漫。

財布を持たない私たちの好奇心を目いっぱいくすぐってくれるのです。

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少し歩くと「まるさん物産店」がお目見え。

昔懐かしい和風な雑貨が、たくさん出迎えしてくれました♪

紙風船、和紙の一筆箋、竹ひご細工・・・。今はこういうおもちゃは本当に少なくなっちゃったよね。

手のぬくもりが伝わってくるおもちゃは、伝統文化の根強く残る優美な豊岡の風景にぴったり。

日本にいて和を忘れることの多い現代―――はっとさせられるなぁニコー

子どもの顔に戻って時間を忘れて眺めていたいけど、私たちには外湯巡りというオトナの使命がぁぁぁ!!

ということで振り切って、次の外湯・・・


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「柳湯」です。

こじんまりした外観はすっごい好み!

露天はなく内湯が二ヶ所(だったかな? たくさん入ったので記憶が曖昧汗)。 ところが、中に入ってびっくり!

湯船が深っっえ!!! いわゆる立ち湯でした!

これ、知らずに足を踏み入れたから、ドゴッ!と落ちておったまげでしたよあせる

そしてやはり熱い! アチアチなんてあたふたしていたら、同じように外湯巡りのおばちゃんが「熱いでしょ~フフ」なんて話し掛けてくれました(笑)。

・・・ええ長湯できないくらい熱いです、そして深いです!

こういう見知らぬ同士の旅のおしゃべりも素敵なのよねーほのぼの

地元の人だったら、私は迷わずおいしいお店を聞きます。観光ガイドブックに出ているお店よりも断然おいしいし安いから。
あとはタクシーの運ちゃんは必ずおいしいお店を知っています。おいしいお店探しに疲れたら、聞いてみるのもお勧めです♪

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悲しいかな時間もそろそろタイムアップ・・・。

宿のお迎えを電話で頼み、待つ間に一の湯まで戻り、足湯に漬かって待つことにしました。


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真夜中なので淋しい雰囲気。ただ足湯スペースがぽつんとあるより、近くに何か施設があったらいいな~。

昼間なら甘味スイーツの露店とか贅沢?

夜なら何だろう・・・一杯飲み屋台?

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風流な歌のポストも発見!

川柳好きとしては投歌したい気分ですが・・・仕方もわからないしポスト古くてコワイ☆

コンテスト的なものがあったら参加したかったですね。

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夜の太鼓橋と柳並木も素敵でしょ~


柳湯

豊岡市城崎町湯島647

0796-32-2097
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読んでくださってあ~りがと~お!

外湯巡りの一日目は終わり、明日も朝から短時間でめぐっちゃいます♪

長々と駄文、失礼しました。

豊岡の旅はまだまだ続きます・・・音譜


今回登場しましたスポットは、観光ガイドではなく私的な日記という性質上、事前に先方様に了解を得ることをあえていたしておりません。

ゆえにこちらから承諾を取った訪問先ではないものも含まれています。

主催様側からの紹介先でないものもございます。

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右下矢印私を温かく迎えてくれた豊岡市はココ! 皆さん知ってましたか?


苺子の薔薇ごこち

コウノトリ悠然と舞うふるさと とよおか

苺子の薔薇ごこち 豊岡市



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