たまたま見た、この番組📺
一命を取りとめた後に〜見えない障害と向き合う〜脳卒中後の、高次脳機能障害の方のドキュメンタリー。
見た目では解らないから、周りから理解されにくい辛さ。
頭の中の事だからこその、恐怖や不安。
解る、解る!!と何度も思いながら見ました。
そして色々考えさせられました。
このしんどさ、辛さ、自分でもどうしていいのか解らない病気。
今まで当たり前に出来ていた事が出来なくなる恐怖と悲しさと、周りから理解されない孤独感。
私自身、開頭手術後から、易疲労性や、記憶障害、言語障害、感情コントロール低下、半身の軽度不全麻痺など日常生活でも不便を感じることは多々ありました
全体的に軽度ではありますが…
高次脳機能障害なんじゃないか⁉︎と何度も考えた事がありました。
でも、仕事ではそれを言ったらクビになるんじゃないかという恐怖から、なんとか騙し騙し日々過ごして…
そうこうしている内に、日常生活がリハビリとなり、徐々に改善してきて、なんとか生活出来るようになりました。
でも、今もしんどさは感じるし、健康な人と同じペースで仕事する辛さはとても感じています。
病気と仕事のバランスにはいつも悩んでいます。
でも、私でこんな風に思うなら、高次脳機能障害と診断がついた方は、どれだけの思いをしておられるんだろうと計り知れない気持ちです。
仕事柄、後遺症が残る大変さをたくさん見てきている事と、家族に迷惑かけたくない気持ち、私自身が後遺症を持って生きていく自信がない事などなどの理由からです。
脳の病気で、私が1番怖いと思うのは後遺症です。
幸い、今はしんどさは感じつつも、同じ職場に復帰出来、日常生活に大きく困る程の重度の後遺症はなかった。
でも、基礎疾患(もやもや病)があるから脳卒中のリスクは高いし、もしも今後脳卒中になった時に後遺症が残らない保証はない。
やはり、とても怖い。
でも、このドキュメンタリーに出てきたお2人は、悩みながらもフルマラソン完走したり、大手企業に再就職したりと、自身の生活を確立し始めておられました。
最後に、ドキュメンタリーに出ていた方が、フルマラソンゴール後に話された言葉
『脳出血になって良かったとは思わないけど、脳出血になったからこそ、時間の使い方とか、当たり前のことが当たり前じゃないという事とか、私にはもっと頼れる人が周りに居るとか、優等生にならなくても、弱音はいても全然いいんだとか、やりたいと思ったらやれるんだって思いながら走りました。』
涙が出ました。
もう少し力を抜いて、自分の身体を1番に考えて、過ごしてもいいのかな…そう思えたらいいな…そんな風に思わさせて頂きました