今回のお客様のコースは、一度行ってみたいと、思っていた場所ばかりでした

すんでる町の隣の市でよく知っているはず
なのに、コースを頂いて予習しはじめたら
知らないことばかり…知らなすぎるわ…
とってもはずかしくなりました。

駐車場もその建物がたっている場所もよくわからなかったので、事前に下見にいきました
バスの駐車場から建物の入り口まで、導線を確認しながらあるいて
でもその日は御門がしっかり閉まっていて、お話も聞けず
とぼとぼ…
あっ、駅のそばの観光案内所👍️
思い立って、向かった
とても親切なお姉さんが対応してくれて
パンフレットをくださった

そして当日…

お客様を誘導すると、あのかたく閉じられていた御門が開けられていた♥️


御門をくぐった前庭にあった、蹲

御玄関のお花

この御屋敷は「愛山荘」
大正時代の建物です

当時の和風建築の技術の粋を結集しました

敷地面積5500㎡ 木造二階建て

のべ床面積435㎡

お庭には百本の梅の木をはじめ四季折々の緑や花がたのしめます


御屋敷のお名前の「愛山」は


御屋敷から眺める事ができる、越前富士こと「日野山」
お二階のテラスからはこんな風にご覧になれます


離れの前室の天井、「追い回し」と呼ばれる贅沢なデザインです

大正時代にはまだめずらしかった椅子を置いたり
当時のステータスとされた洋風の生活スタイルをとりいれてた様です

こちらの御屋敷でお食事や喫茶ができるのですが
二人の品のいい女性が対応してくださいました

かえり際、お客様がお部屋にあった
漢文の書かれた書の額を眺めていて
一旦、靴を履きかけたのですが、また書の、かかっている部屋まで戻って、もういちど漢文をみて
ひと節を暗唱しながら、御屋敷をあとにされました

その三分後、接待の女性が、一枚のコピーをした紙をもってきて、さきほどのお客様にさしあげてくださいって、言われました

暗唱していた、漢文の全文をコピーをしてくださったんですよ

この心遣い✨
電気がはしるほど痺れました
ここまで、一期一会のお客様に心をかけれるなんて
すばらしい、あたしも見習わなければ、と
気の利かない自分を恥じてしまいました

すばらしいおもてなしをみせていただきました

今回のおしごとはほんとに
お勉強させていただけました