Lime Sodaのブログ

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台湾に家族で引越して6年目。この愛しい南の島にご縁をいただけて、家族と共に過ごせることに感謝の毎日です。

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今日初めて動物之家に行ってきました。いわゆる動物の保健所、シェルターです。


Taipei City Animal Protection Office

+886 2 8791 3254

https://goo.gl/maps/n9EvAVX897FkRN4e7


実は、保護犬を見に行くだけでなく、何かお手伝いというか労働力としてお役に立てないかと思っていて、ボランティアをささてもらえないか問い合わせをしていました。


お返事は、短期のボランティアは採用していないとのこと。


よくよく考えたら、ちょっとお手伝い!なんて気軽に動物を扱わせてもらえないはずですよね。生き物なのだし。


正式なボランティアになる為には、


このようにカリキュラムがあって、

以下引用すると、


您好,志工招募須完成實習及培訓後才能成為正式志工喔,附上訓練內容給您參考,謝謝。

(一)各項訓練:

 1.基礎訓練:6小時,由臺北e大網路教學、內政部補助辦理之統一訓練、臺北市社區暨志願服務推廣中心等所核發之12小時基礎訓練證明,臺北e大網路教學需自行上網完成。

 2.特殊訓練:4小時,由本處主辦。

(內容包括:志願服務應用單位業務簡介、服務工作內容及權責分工說明1小時,志工服務規範、服務禮儀及志工考核1小時,動物保護法及相關行政法規訓練1小時,經驗分享1小時。),完成基礎訓練以及特殊訓練後成為動物之家實習志工並予以申請志願服務紀錄冊,始得核算服務時數。

 3.實習訓練:12小時,由本處主辦,經結訓測驗合格者予以申請正式志工證。

 4.專業訓練:由本處主辦,待合格正式授證成為本處志工後,依各組專業需求實施不同之專業訓練,新年度加入志工需參加2小時以上專業訓練。

https://www.tcapo.gov.taipei/News_Content.aspx?n=F1E974600181AD58&sms=FEECF2AD4651B5D0&s=EBCE0F21E141393B


と、ボランティアとひと口に言っても、しっかり知識を得て初めて、シェルターでお仕事をさせてもらえるのですね。ただし現在は募集停止中だそうです。


お散歩のお手伝いなんてさせてもらえないかなぁと淡い期待を持っていましたが、甘かった。でもとりあえずはビジターとして、行ってみることにしました。


内湖にあるゴミ焼却場が最寄りのバス停、


Neihu Refuse Incineration Plant

+886 2 2796 1833

https://goo.gl/maps/W2TcUzHYru4brXGb8


ここから徒歩7、8分。


途中ドッグランがあり、その隣です。

こちらが入り口。

因みに、予約は必要ないそうです。


建物に入ると、番号札を人数分受け取り、あとは自由に見て回ってくださいとのこと。




もうすでに、吠え声が大きく聴こえてきます。



2畳大の一つのケージには、多くて6匹ほど。みんな成犬のようです。そんなケージがざっと100くらい。もう、ものすごい吠え声、臭いは我慢できる程度。エアコンがゆるく効いていて、風通しはまあまあです。外は晴れていますが、やや薄暗い、



柵は高く、全く触ったり出来ないようになっています。特に吠え声の上がる所は、ボランティアさんが掃除に入っている所のよう。



アクリル板越しに。

それぞれの子と、目が合う。

ワンワンと吠え立ててくる子はまだ希望のある目をしているのだけれど、奥の方で悲しそうな目をしている子も少なからずいて。涙が止まらなくなりました。

悲しくて哀しくて、押し潰されそうな表情の子。私の考え過ぎなのかな。抱きしめたくなりました。どのくらいここにいるのかな。



ケージの扉に、それぞれのカルテが貼ってありました。

お薬の服がぶら下がっているカルテもありました。



普段街中で見る、飼い主さんとお散歩している犬たちとは、表情が全く違う。ショックでした。


続いて、猫セクションです。




自然光が差し込み、網戸越しに外が見えています。密度が高そうだけれど、綺麗にしてあって、平和〜。柵の隙間から手が出ていたのでそっと触ったら、シャーッて言われてしまいました。とっても静か…


色々とお話しを聞きました。


ここには犬6〜700匹。猫300匹。

猫は毎日2〜3匹ずつ貰われて行くそうですが、犬の方はそこまでの動きは無く、特に台湾でとってもよく見る黒犬は、ほとんど貰い手がつかないそうです。


それでも、殺処分ということはしていなくて、何年でも飼い続けるのだそう。


これにはそうなるまでのいきさつがあるんです。数年前に、殺処分を担当していた若い女性獣医師さんが、あまりに心を痛めて、自分にその注射をして自殺してしまったのだそう。それは大きく人々の心を動かしました、



貰い手がつきやすいのは小型犬。今日も丸々とし小さなチワワが入り口のロビーにいましたが、もうお家が決まっているそう。

白いポメラニアンは7歳以上で片目が白濁しているのですが、一定期間、飼い主が名乗り出るのを待った上で、里親募集になったばかり。きっとすぐに出ていけると思うわ、と係の人は話していました。人気だと抽選になるそうです。


外には柵で囲まれたドッグランが有ります。


そこでは何匹ずつか外に出してもらった犬たちが、嬉しそうに走ったり水浴びをしたりボランティアさんに洗われていたり。

のびのびと過ごしているのを見て、ほっとしました。


柵の中に私たちも入れさせてもらえて、しばらく人懐っこい犬たちを思う存分に撫で撫で…どの子もミックスで成犬で、もうここで何年も過ごしている子もいました。週に一度くらい、こうやって外に出して走り回ったり出来るんだそう。



もし、もしも犬を飼うことがあるとしたら…

まず購入するってことは考えたことがない。

収容されている子を、連れて帰りたいと思う。


こういう大きさで、性格はこうで、色はどんなでと、リクエストをしておくこともできますよって言われたけれど、それも何か違和感がある。


もちろん一緒に生活していく上で、こうであった方が暮らしやすいという希望はきっとあると思うから、それも否定はしないけど。


でも、帰宅してからいま考えてみると、家族を迎える時に、家具や物件のように、使い勝手や大きさの希望が出せるとしたら、出すかなぁ。例えば自分の子に。


人気者の抽選にも、参加しない。


キレイ事かもしれないけど、貰い手がつきにくい子、というのがリクエストの一つになりそう。具体的じゃないけと。


いざお迎え出来る環境になるまで、じっくり家族と共に考えます。




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