原題:MARY AND THE WITCH'S FLOWER
監督:米林宏昌
製作年:2017年
スタジオジブリ出身の米林監督によるコチラは、
『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』に次ぐ長編3作目。
ジブリを離れたとはいえ、
やはり、
ストーリー設定やキャラクターなどいたるところにジブリっぽさが感じられ、
ジブリファン
の私的には
「このキャラクターってあの作品のあの子に似てる」
「このシーンは、あの作品のあの場面かな」みたいな
デジャヴ感が止まらない感じでした。
メアリという主人公の女の子が新しい世界に一歩足を踏み入れ、
驚きと困難に立ち向かいながらも、
仲間とともに成長していくストーリーはまさにジブリの王道。
ただね、
『ゲド戦記』を観た時もそうだったのですが、
やっぱり“宮崎駿監督によるジブリ作品”が
唯一無二の絶対的な存在すぎて、
それを超える感動には正直出合えませんでした…。
表向きの設定のそのさらに奥にある深いテーマというか、
大人が観ても観終わった後に何か考えさせられるものというのが、
う~ん、今回はそのあたりがあんまり感じられなかったかな。
純粋にストーリーを、映像を楽しむならそれで十分なんだけど、
ジブリファンとしては
やっぱり作品に対して過剰に期待してしまうところがあって…。
ちなみに、
『借りぐらしのアリエッティ』は結構好きだったし、
『思い出のマーニー』は
今回の『メアリ』とはまたテイストの違った作品とのことなので、
今度はぜひ『マーニー』も観てみたいと思います![]()

