エスコバル

原題:ESCOBAR; PARADISE LOST

監督:アンドレア・ディ・ステファノ

製作年:2014年

製作国:フランス、スペイン、ベルギー、パナマ




昨日、


久しぶりに試写会映画にお邪魔してきましたーっニコニコ音譜


12日から公開される『エスコバル/楽園の掟』です。


エスコバルというのは、


実在したコロンビアの麻薬王。


表の顔は、


家族や親族を愛し、


国会議員として積極的に慈善事業に携わる


民衆に慕われる存在でありながら、


実は、


裏では1000人を超える殺人に関与した残忍非道な麻薬カルテルのボス。


でも、


このストーリーの主役は、


エスコバル本人ではなく、


彼の姪に恋をしたカナダ人青年、ニック。


彼女を通じてエスコバルと知り合い、


彼のファミリーとして過ごすうちに、


エスコバルの本当の姿に気づいてしまったニック。


彼女を連れて兄の家族とともに、


カナダへ逃げようと決意するけれど…。


クライムサスペンスなだけあって、


本当に後半は思わず手に力が入ってしまうほど、


ハラハラドキドキの展開でした。



こうした南米の現実を描いた作品は、


過去にもいくつか観たことがありますが


(例えば、「闇の列車、光の旅 」とか)、


どれも観終わった後にただ心に残るのは、


限りなく絶望に近い喪失感。


罪もなく犠牲になった人々の中には、


子どもや未来ある若者も多く含まれていました。


今もなお、


未解決のこの問題に対し、私たちは何をすべきなのか。


とても考えさせられる映画です。





そういえば、


試写会にはゲストとしてドロンズの石本さんが来てました。


「進め!電波少年」のロケで


コロンビアを訪れたときのエピソードを聞かせてくれましたよべーっだ!ラブラブ