プリズム (幻冬舎文庫)/幻冬舎
¥745
Amazon.co.jp


オススメ度:★★☆☆☆


複数の人格を持った男性と


夫との乾いた日々に幸せを感じられずにいる女性との恋愛小説。


『永遠のゼロ』のような深い愛ではなく、


なんか奇想天外な設定、展開に


正直、


全然感情移入できなかったです…しょぼん


もちろん、


人間なら誰だって


“理想とする自分のあるべき姿”を思い描いてなりきることや


”封印したい過去の嫌な出来事・体験”が一つくらいあると思うし、


事実、


多重人格の主たる人格者の「広志」が幼い時に経験した苦痛は耐えがたいものがあるけれど、


それでも、


不倫に走る動機にしては単純すぎるというか不自然というか。。。


この設定に気づいた途端、


「東野圭吾さんの『プラチナデータ』とかぶってるし…」


と思ってしまった私。


同じ多重人格をテーマにした作品なら、


まだ『プラチナデータ』の方が良かったかなと思います。


う~ん、


今回も結局


前回の『幸福な生活』並に辛口評価になってしまいましたあせる


ごめんなさいしょぼん