原題:Vol Special
監督:フェルナン・メルガル
製作年:2011年
製作国:スイス
こちらの作品も、難民映画祭のものです。
前回の作品とは異なり、
今回はドキュメンタリーで、
スイスの強制収容所が舞台でした。
スイスには、
不法滞在を理由に拘束される人が毎年数千人規模でいるそうで、
彼らは、
まるで犯罪者のように収容所での生活を余儀なくされます。
そして、
ある日突然、
「スペシャル・フライト」での強制送還を言い渡されます。
私がスペインに留学していたとき、
日本に帰る便の中ではいろんなことを考えました。
でも、
久しぶりに「故郷に帰れる」というキモチは、
正直、純粋に嬉しかったものです
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しかし、
彼らにとって「スペシャル・フライト」は、
決して幸せにつながるものではありません。
「幸せな毎日を過ごしたい」と、
決死の思いでスイスに逃げ延びてきた人々にとって、
“祖国”は「帰りたい場所」ではありません。。。
“祖国”が、
彼らにとって安心して暮らせる場所ではないということが最大の問題ですが、
「安心して幸せに暮らしたい」
という誰もが願うごく普通の幸せを望むことさえ許されない現実に対し、
今の私たちにできることは何か。
ささいなことかもしれないけれど、
できることからActionを起こさなくちゃいけない、
とあらためて強く思いました。

