原題:Color of ocean
監督:マギー・ペレン
製作年:2011年
製作国:スペイン、ドイツ
9月29日(土)~10月8日(月)まで、
今年も都内で『難民映画祭』をやっています![]()
詳細はコチラ![]()
http://unhcr.refugeefilm.org/2012/
こちらの作品は、
台風
が接近している中、彼と観に行ってきました。
舞台は、スペイン領のカナリア諸島。
アフリカに最も近いとされるスペインには、
本当に多くの難民が来ると言われてます。
と同時に、
カナリア諸島はヨーロッパの人々に人気
のリゾート地の一つ。
水着を着て休暇を楽しむ白人の隣で、
瀕死の黒人が警察に連れられていく
(既に息絶えている人も多数…)光景は、
観ていてなんとも複雑な心境になります。。。
「ただ彼らを救いたい」
そんなごく普通の親切心で水を与えたドイツ人のナタリー。
しかし、
その小さな親切心がやがて思いがけない結末を招いてしまいます。
ナタリーのキモチは、
私たちが決して忘れてはいけない大切なもの。
しかし、
「無知」であるが故の良心が、
時には思ってもみない事態を招いてしまう現実についても、
私たちはきちんと理解&覚悟しなくてはいけないのかもしれません。
ラストは、
ちょっと衝撃的過ぎて、
私も悲しいキモチになりました![]()
唯一の救いは、
傷ついたナタリーに寄り添ってくれた恋人の優しさ
かな。

