永遠の0 (講談社文庫)/百田 尚樹
¥920
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おススメキラキラ度:★★★★★




小さい頃から戦争モノのお話を読んできましたが、


久しぶりに読んだこの小説は、


本当にめっちゃ泣きました…しょぼん


先に妹が読んで、


「相当やばいよ。後半、一気にくるから・・・」


と話していた通り、


終わりに近づくにつれて、


とても電車電車内では読めない感じに。。。あせる


結局、


私も先週末の夜、


一人その世界にどっぷり浸りながら、


結末を読み終えましたうっ・・


戦争は、


多くの人々の大切な命を奪っただけでなく、


彼らの愛する家族、友人までも深い悲しみの底に追いやりました。


それでも、


生き残った人々は、


それこそ死に物狂いで家族を守り、


日本を再び今のような世界に誇れるほどにまで甦らせました。


そのことに、


私たちは心から感謝しなくてはいけないなと思いますにへ






ずいぶん昔、


私のおじいちゃんはシベリア抑留を経験したのだと、


お母さんが話してくれました。


でも、


私がおじいちゃんから直接その話を聞くことはなかったし、


子どもであるお母さんにさえ、


戦争体験を語ることはほとんどなかったといいます。


おじいちゃんに限らず、


戦争を直接経験した彼らの多くが、


その経験をほとんど次代の人々に語ることなくその人生を終えていったのでしょう。


決して癒やされることのない、


忘れることもできない経験を語ることは楽なことではないし、


おじいちゃんたち自身もあらためて思い出すことはしたくなかったのかもしれません。


でも、


この本を読み終えたときに妹と私が感じたこと。


それは、


「おじいちゃんはどんな世界を生きてきたのか、聞いておきたかったな」


ということです。


今、


もう当時の経験を語れる人は本当に少なくなりました。


私のおじいちゃん、おばあちゃんももういません。


もし、


今周りに語ってくれる人がいるなら、


この本の主人公のように、


残されたそのかけらを大切に語り継いでほしいなと思いますにへ