光媒の花/道尾 秀介
¥1,470
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おススメ度:★★★★☆




全部で6つの章から成っていますが、


劇団ひとりさんの『陰日向に咲く』みたいに、


前話に登場した人物が次の作品の主人公、


という感じの構成になってます。


私個人としては、


登場人物が実は意外なところでリンクしてた、


みたいな作品は、


伊坂さんの『ラッシュ・ライフ』が一番のお気に入りラブラブなので、


構成自体にはそれほど面白みを感じないのですが、


この本は一つ一つの物語が、


少し切ないしょぼんというか、


幸せいっぱいじゃない感じが好きです。


出てくる人はみなごく普通の人なんだけど、


それぞれに小さな(本人にとっては大きな)問題を抱えてて、


それでも、


幸せになろうと自分なりの生き方を探している人たち。


とても丁寧な描き方(私は好きラブラブ)なので、


最後は少し心のとげがやわらかくなったような心地よさです。


この感じは、作者の道尾さんの心の優しさなから来てるのかなにへ


他の作品もぜひ読んでみたいな音譜と思いました。