私が留学中に滞在していた街は、
スペイン南部のアンダルシア地方にあるグラナダ。
留学先をスペインのグラナダに決めていた最大の理由は、
コレ
です。
世界遺産にも選ばれている「アルハンブラ宮殿」。
写真は、
アルバイシンというアラブ居住区にある
Mirador de San Nicolas(サン・ニコラス展望台)から見た
アルハンブラ宮殿の外観です。
私は、
高校の世界史でアルハンブラ宮殿の存在を知って以来、
ずっとずーっとこの目で一目見てみたくて
、
できれば、
その憧れの世界遺産と
日常を共にできるような生活をしたいと思っていました。
数ある世界遺産の中で、
どうしてアルハンブラ宮殿だったのかは、
自分でもよくわからないけれど、
きっとこの街には今まで自分が見てきた世界とは、
違うものがあるんじゃないかなっていう期待がありました。
スペイン自体が、
イタリアやフランスなどのヨーロッパ諸国に対して、
それほど日本ではメジャーではなかったからかもしれません。
~Patio de los Leones(ライオンの中庭)~
~Sala de las Dos Hermanas(二姉妹の間)~
宮殿内部には、こうした無数のモザイクが施されています。
~Patio de los Arrayanes(アラヤネスの中庭)~
~Generalife(ヘネラリフェ)~
どれもはっと息を呑むような見事に完成された建築ばかり。
宮殿内にある全てが撮影スポットになるくらいです。
しかも、
アルハンブラ宮殿は街でも一番の高台にあるにもかかわらず、
豊富に水が溢れ、
その水が建物と緑と見事に調和した形で存在しています。
その水がどこからきてどのように流れていくかについては、
以前テレビでも紹介されていましたが、
かなり高度な最先端技術を駆使しているみたいです。
留学生活を始めた数日は、
実は不安で胸がいっぱいだった私。
でも初めての週末にこのアルハンブラ宮殿を訪れて、
そこからこれから私が1年間暮らす街並を眺めたとき、
「ここならきっと大丈夫」
と、なぜかふっと心のもやもやが晴れました。
私の不安を丸ごと受け止めて、
その後の生活を
かけがえのないもの
に変えてくれた景色がコレ
です。
お友達や恋人のように、
滞在中何度もくじけそうになった私の心を支えてくれました![]()
この街が与えてくれた全てが、
今の私を形づくる大きな一部になっていることは確か。
心から、
私の留学先がこの街で良かったなと思わせてくれます






