- 悪人/吉田 修一
- ¥1,890
- Amazon.co.jp
おススメ度:★★★☆☆
会社の人がずいぶん前に貸してくれた本、
やっと読み終わりましたーっ![]()
返すのが遅くなってしまってごめんなさい![]()
そういえば、
先日の日本アカデミー賞
でも、
作品賞・監督賞は逃したものの、
主演・助演、男女ともに
全て『悪人』が俳優賞
を総ナメしてたね。
確かに、
妻夫木くんや深津絵里さんなら、
あの役、ばっちり演じちゃうんだろうなぁ。
そういう意味では、
映画もぜひ一度は観ておきたいかも![]()
さて、
作品の感想はというと・・・
ちょっと東野圭吾の「手紙」とか「さまよう刃」に似てるかな。
本位じゃない犯罪もののお話って、
結局誰も救われない結末になってしまうので、
読んでる自分も結局、
どよーん・・・
。。。
そういう意味では、あんまり好きなタイプではないかも![]()
これって、ほんとはきっと、
「本当の“悪人”は誰なのか?」っていうのがテーマなんでしょ。
それなら、
できれば一番の“悪人(増尾圭吾)”を
もっと徹底的に描いて欲しかったかも、と思います。
でも、
現実は結局、
最期に手をかけてしまった人が全てを背負っちゃうんだよね。
そういう現実のはかなさやもどかしさが、
ただ、ただ、
胸にズキンと残った作品でした。。。
